Campus Life News No.70(2025年8月6日)
「先延ばし」を手放すヒント、見つけませんか? ~学生相談センターセミナー~
「やらなきゃいけないのに、つい他のことをしてしまう」、「締め切りが迫っているのに手がつかない」 —そんな「先延ばし癖」に心当たりはありませんか?
学生相談センターでは、日々の課題や研究、就職活動などに取り組む中で、つい行動を先延ばしにしてしまう傾向について理解を深め、自分なりの対処法を考えるセミナーを実施します。先延ばしを意志の弱さの問題と捉えて自分を責めてばかりいても、改善するわけではありません。
ちょっとした一歩が、あなたの時間の使い方を変えるかもしれません。ぜひご参加ください。
日時
2025年9月17日(水曜日)13時00分~14時00分
参加方法
オンサイト(吉田キャンパス北部構内・吉田南構内、桂キャンパス、宇治キャンパス)もしくは、オンライン(Zoom)
申し込み
事前申し込みが必要です。以下のフォームからお申し込みください。
「先延ばし癖を改善するセミナー」申込フォーム
締め切り
2025年9月12日(金曜日)17時00分
2025年度「京都大学久能賞」の募集を開始します。

8月22日より、2025年度京都大学久能賞の募集を開始します。
京都大学久能賞は、久能悠子氏からのご寄附により、科学・技術分野における意欲ある女子学生の独創的な夢を応援することを目的に、2016年度に創設された表彰制度です。奨学金は120万円です。
この賞の大きな特徴は、研究や勉学の実績ではなく、将来の「夢」や「志」に対して贈られることです。昨年度は、「数値計算の立場からの不安定燃焼の研究を通して水素航空機を実現すること」を目標に掲げる河合真穂さん(当時工学研究科修士2年生)と「筋萎縮性側索硬化症(ALS)を「治せる病気」に変える一助になること」を目標とする赤松舞里乃さん(当時医学部3年生)の2名が応募者53名のなかから見事に選ばれました。
今年度の応募方法は次の通りです。まず8月22日から9月19日までの間に、願書およびエッセイ(いずれも所定の様式あり)を学生課奨学掛にメール添付により提出してもらいます。
その後、選抜は書類による一次審査、面接による二次審査によって行われます。(詳細はKULASIS、京都大学久能賞ページをご確認ください)。
あなたの「夢」や「志」を語ってみませんか。皆さんのご応募をお待ちしています。
犯罪被害にご注意を!
「警察官がたり」詐欺被害
大学生を狙った警察官を名乗る詐欺事件が増えています。「自分には関係ない」と思っていても、あなたのスマホに突然電話がかかってくるかもしれません。
こんな電話は要注意
- 「あなたの口座が犯罪に使われています。」
- 「マネロンの共犯者として捜査しています。」
- 「料金未納につき、民事裁判を起こします。」
相談窓口
警察総合相談室
Tel:#9110または075-414-0110
月曜日~金曜日(祝日を除く)9時00分~17時45分
- 休日や夜間は当直員による対応
自転車の盗難被害
昨年、吉田キャンパスだけで76件もの自転車盗難事件が発生し、その多くが無施錠でした。駐輪する際は短時間でも必ずカギを掛けましょう。
自転車を盗む行為は「窃盗罪」に該当し、放置自転車でも勝手に持ち去れば「占有離脱物横領罪」にあたる可能性があります。
パソコン等の置引き被害
講義室などにパソコンを置き忘れ、直ぐに気が付いて戻ったけどなくなっていた、という盗難事件が発生しています。置き忘れはもちろんのこと、ちょっと席を離れる時でも、貴重品類は持ち歩きましょう。
「7.7関西学生反戦集会」において発生した事案について
令和7年7月7日に行われた標記集会は、令和7年7月3日付け京都大学告示第5号のとおり、「全日本学生自治会総連合」(以下「全学連」という。)が呼びかけていた集会であり、本学は同告示において、本学学生が当該集会に関わらないよう注意を促していました。
標記集会において、下記のとおり職員に対する暴行事案や警察官を巻き込む騒動が発生したことを踏まえ、今後同様の状況下で学生の皆さんに危害が及ぶことがないように、全学連の呼びかける集会等に関わらないよう改めて注意喚起を行います。
記
令和7年7月7日午後0時頃から、百周年時計台記念館前のクスノキ周辺で標記集会が行われました。午後0時30分頃、全学連の関係者であり本学敷地内への立入を禁止されている者(以下「当該者」という。)が、本学敷地内に足を踏み入れビラを撒いていたため、本学職員が敷地内から出ていくよう注意を行いました。しかし、当該者はこの注意を聞き入れず、同職員から敷地外に連れ出されたところ、同職員に対して背後から膝蹴りをするという暴行行為に及びました。
周辺にいた警察官が当該暴行行為を目撃していたため、当該者は現行犯逮捕されました。
その際に、本学構内で標記集会を行っていた全学連の関係者等が、警察官が当該者を連行するのを阻止しようとしたため、本部正門前の公道上で、警察官を巻き込む騒動が生じました。
上記告示にもあるとおり、全学連はこれまでにも、本学構内において種々の迷惑行為に関与してきた団体です。本学は、本学構内における迷惑行為によって平穏な教育研究環境が妨害されることのないよう、このような迷惑行為には法的措置も含めて厳正に対処する所存です。
本学としては、今後もこのような迷惑行為に対して、毅然とした態度で対応をしますので、学生の皆さんにおきましても、引き続き、全学連が呼びかけている集会等には関わらないよう注意をお願いします。
夏季休業期間について(学務部、学生総合支援機構)
学務部の一部の対象課(掛)および学生総合支援機構は、夏季一斉休業期間(8月12日(火曜日)~13日(水曜日))のほか、次表のとおり夏季休業しますので、ご理解のほどよろしくお願いします。(※休業期間に関わらず土曜日、日曜日、祝日は休業)
| 主な窓口業務 | 担当部署名 | 休業期間 |
|---|---|---|
| 学生の厚生補導に関する総括、就職活動の支援、授業料免除、奨学金 | 学生課(総務掛、経理掛、就職支援掛、奨学掛) | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| 学研災、学生の寄宿舎、福利厚生施設(学生食堂等)の管理運営 | 厚生課厚生掛 | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| サークル・部活動、課外活動施設 | 厚生課課外活動掛 | 8月14日(木曜日) |
| 国費留学生・奨学金関係、日本語教育関係、Kyoto iUP関係 | 留学生支援課(留学生支援掛、日本語教育掛、Kyoto iUPオフィス) | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| 障害のある学生の修学上・学生生活上の相談・支援 | DRC(障害学生支援部門) | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| 学生生活上の様々な悩みについての個別相談 | 学生相談部門(北部、吉田、吉田南相談室) | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| 桂相談室 | 8月8日(金曜日)、8月14日(木曜日)~15日(金曜日) | |
| 宇治相談室 | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
|
| こころの保健室(宇治相談室内) | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) | |
| 留学生の修学上、日本生活上の相談 |
留学生相談室 | 8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
| 「きずな」アドバイジング ラウンジ | 8月4日(月曜日)~8日(金曜日)、8月14日(木曜日)~15日(金曜日) |
公式X(旧Twitter)、学生意見箱
京大生への学生生活支援の一環として、公式X(旧Twitter)による情報発信を行っています。各種学生生活支援に関する情報などを積極的にお届けしますので、ご活用ください。
また、京大生のみなさんの学生生活における日頃の疑問やご要望にお応えするため、「学生意見箱」を設けています。こちらも是非ご活用ください。
Campus Life News No.69(2025年5月28日)
令和7年度 京都大学創立記念行事音楽会のご案内
本学の創立記念行事として、毎年「京都大学創立記念日(6月18日)」前後に、著名な音楽家等を招き、「音楽会」を開催しています。また、1956(昭和31)年より開催しており、今回で67回目となります。
学務部では、「音楽会」を課外教養行事の一環として位置づけており、晩秋の「能楽鑑賞会」の開催など、文化関係諸行事を通して、学生および教職員の教養を高め、豊かにすることを目的としています。
今年の「音楽会」の演奏者は、仲道郁代さんです。仲道さんは、国内のみならず世界各国で賞を受賞されている著名なピアニストです。
会場はロームシアター京都です。本学から自転車で約10分、徒歩約20分とアクセスが抜群です。
皆さん是非ともお越しください。
仲道郁代さん略歴
日本音楽コンクール第1位、ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。ピッツバーグ響、バイエルン放送響、フィルハーモニア管、ドイツ・カンマーフィル、ハンガリー国立フィル、バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ等、海外のオーケストラと共演多数。CDはレコード・アカデミー賞受賞CDを含む「仲道郁代ベートーヴェン集成 ~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」、「ドビュッシーの見たもの」他。著書に「ピアニストはおもしろい」(春秋社)等。
一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。令和3年度文化庁長官表彰、ならびに文化庁芸術祭「大賞」を受賞。
仲道郁代 Official Website
日時
2025年6月17日(火曜日)19時00分~(18時15分開場)
会場
ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
アクセス | ロームシアター京都
入場料
無料
- 入場の際は、本学学生証、職員証または認証ICカードを呈示ください。(家族の方は教職員と同伴で入場可)
- 演奏中は入場できません。
- 未就学児童の入場はご遠慮ください。
- 満員の節は入場いただけない場合があります。
SNSについての注意喚起
SNSは現代において多くの人々が様々な目的を持って情報のやり取りをしていて、その活動はますます活発になっており、私たちの日常生活において必要不可欠な存在となっていますが、快適に利用し、スムーズな情報交換を行い、安全に利用するためには節度ある行動をとることが大切です。場所や時間を選ばずに情報の即時の発信や入手を可能にする便利なツールである一方で、匿名で手軽に不特定多数の人に情報を拡散できるという性質から、トラブルに発展することが少なくありません。
一度発信した情報は完全に消去することが不可能であり、発信者の意図に関わらず瞬時に世界中へ拡散されるというリスクがあります。軽い気持ちで情報発信をしてしまうと、自分自身が気付かないうちに他人に不快な思いをさせてしまったり、思わぬところで加害者や被害者になってしまう恐れがあります。
最近では飲食店での迷惑行為やアルバイト先での不適切な行為をSNSにアップし、問題となるケースも見られます。一度の過ちがその後の人生を台無しにしてしまうことがあるということを絶対に忘れないでください。SNSにアップすることに関わらず、これらの行為自体が問題であり、許されることではありませんので、公共の場等では言動について十分注意し、周りへの配慮を怠らないようにしましょう。
また、SNSでの誹謗中傷が深刻な社会問題となっています。たとえ相手が芸能人や有名人であっても、誹謗中傷は決して許されません。相手の人格を否定または攻撃するような言い回しは、批判ではなく誹謗中傷です。誹謗中傷をすると名誉毀損罪や侮辱罪に問われたり、高額の慰謝料を請求されることがあります。匿名だからといって、このような書き込みをしていないでしょうか。たとえ匿名の投稿であっても、技術的に投稿者を特定することは可能です。また、誰かが投稿した誹謗中傷に、同調したり、拡散したりしていませんか。自ら投稿していなくても、再投稿などで拡散した場合も同じです。
万が一SNSなどで誹謗中傷を受けて困ったときや傷ついたときは、信頼できる人に相談し、一人で抱え込まないでください。相談相手がいないときは、以下のサイトに記載されているような、公的な相談窓口等を利用してみてください。
あなたは大丈夫?SNSでの誹謗中傷 加害者にならないための心がけと被害に遭ったときの対処法とは? | 政府広報オンライン
学生相談センターからのメッセージ ~悩むための準備はオーケーですか?~
大学には学生相談室が設置されていて、学生の悩みの相談に応じています。本学では、学生相談センターと呼ばれる組織がそれに当たります。学生相談センターでは、キャンパス5カ所の相談室(北部相談室、吉田相談室、吉田南相談室、桂相談室、宇治相談室)で、臨床心理士・公認心理師のカウンセラーが相談に応じています。また、留学生相談室では、外国語(英語、中国語)での相談に応じています。
皆さんの中には、一体、どんな人が相談に行っているんだろうと、興味を持つ人もいるかもしれません。その質問にはなかなか簡単には答えられません。というのも、本当にさまざまな人が、さまざまな悩みを抱えて相談に来ているからです。履修の仕方についての悩み、うまく友達が作れないという悩み、周りの人たちと比べて自分は劣っているような気がするという悩み、先生との人間関係の悩み、部活の悩み、家族関係の悩み、経済状況についての悩み、ジェンダー・アイデンティティやセクシャリティに関する悩み... 数え上げればキリがありません。学生相談センターには年間、750人ほどが相談に来て、延べ6400回もの面談が行われているのです。
昔から青年期は悩み多き時期だと言われています。けれども、時代とともに、青年期はますますじっくり悩んでなどいられないような時期になってきています。かつて、青年期はモラトリアム期間(大人になるための猶予期間)と呼ばれ、自分は何者かという問いを抱えて深く悩むことがおおらかに許容された時期だったのです。けれども、時代の変化とともに、もはやそのような猶予は失われ、青年期はエンプロイアビリティ(労働市場における自分の価値)を高めるための訓練期間だという意味合いが以前よりも強くなってきました。
現代の青年にとっては、深く悩むことは、もはや青年期の特権でも勲章でもなく、自己責任を問われるような、単なる失敗でしかないという感覚が強くなっているかもしれません。
そんな現代においてもなお、やはり青年期は悩み多き時期であることに変わりはありません。青年期は、もはや子供ではいられないけれども、大人としての自分の将来を見通すこともできない不安定な時期であり、人生の中で最も自分に関心が向かう時期です。そして、今も昔も、この時期に悩みを生産的に悩み抜くことは、その後の人生を豊かにすることに変わりはありません。
にもかかわらず、上に述べたような時代背景から、現代社会における青年は、安心してゆっくり悩むことが難しくなっています。現代の青年は、悩むことに関して、以前よりも多くのサポートが必要になっているのです。ですから、悩みを抱えた時は、遠慮なく学生相談センターに相談してください。学生相談センターのカウンセラーは、みんなそれぞれに個性豊かで信頼できる人たちです。カウンセラーは、皆さんの悩みを魔法のように消し去ることはできないでしょうが、皆さんが悩みを安全に悩み抜くことができるよう、お手伝いをすることはできます。
カルト団体にご注意ください
カルト団体が執拗に勧誘をしているとの情報が寄せられています。過去にも一般的なアンケートを装い、その後別の場所で詳しく話をしたいと執拗に勧誘してきたり、アンケートの中で個人情報を聞き出してきたといった報告がありました。
ひとりでいる時に声をかけられるケースが多発していますが、SNSを通じた勧誘にも注意してください。また、安易に個人情報を教えないようにしてください。不審な勧誘を見かけたり、自分が勧誘を受けた時は、すぐに学務部厚生課(Tel:075-753-2504)に相談してください。
- Campus Life informationにも記載しています。
「飲酒」に関する注意喚起
新年度が始まって2か月が経とうとしていますが、各学生団体等の飲み会が行われるなど、飲酒をする機会があるかと思います。1年生は大学生活に慣れてきたころだと思いますが、多くの方が20歳未満であり、20歳未満の者の飲酒は法律違反です。また、20歳に達した学生についても、急性アルコール中毒に注意してください。短期間に大量のアルコールを摂取すると、自力で立てないほどの運動障害を引き起こしたり、昏睡状態になる場合があります。急性アルコール中毒により死に至る場合もあるので注意してください。
飲酒の場では「20歳未満の者は勧められても飲まない」、「20歳未満の者へ飲酒を勧めない」など、各自が責任ある行動を徹底し、マナーを守り、周囲への迷惑をかけないようにしましょう。
公式X(旧Twitter)、学生意見箱
京大生への学生生活支援の一環として、公式X(旧Twitter)による情報発信を行っています。各種学生生活支援に関する情報などを積極的にお届けしますので、ご活用ください。
また、京大生のみなさんの学生生活における日頃の疑問やご要望にお応えするため、「学生意見箱」を設けています。こちらも是非ご活用ください。
