Campus Life News No.68(2025年1月17日)
公的研究費等の不正受給に注意 -学生の皆さんも無関係ではありません

ニュースや新聞などで研究機関や研究者による公的研究費等の不正に関する記事について目にすることがあると思います。学生である自分には関係ないと思われていないでしょうか?
近年、本学においても公的研究費等の不正経理の事案に学生が巻き込まれたケースがありました。教員が学生に対し虚偽の書類作成を指示し、大学から学生に実態のない旅費を支給させた後、学生に支給された旅費を教員が回収するというものです。大学からアルバイト料や旅費(交通費等)を受給する機会もあるかと思いますが、その際に、こういった不正行為に関わらないためにも、どういった行為が不正受給に該当するのか知っておくことが大切です。
不正受給に該当する行為の例
- 実際に勤務・従事していない業務に対してアルバイト料を受け取ること
- 実際に行っていない出張に対して旅費を受け取ること
- 安価な交通手段を利用して出張したにもかかわらず、実際よりも高額な旅費を受け取ること
- 大学から受給したアルバイト料、旅費の全部または一部について、正当な理由なく教員の指示による回収に応じること
このような行為を求められた場合や、事務手続きに不安がある場合は、所属する学部・研究科等の事務室・事務職員に遠慮なくご相談ください。
以下のことに注意してください
- アルバイトに従事する際は、必ず事前に業務の内容や従事する日時、単価等について説明を受け、内容を承諾した上でアルバイトに従事してください。
- アルバイトに従事した際は、勤務の都度、勤務表に記載されている勤務内容と勤務時間が実際に従事したものと相違ないか確認の上、勤務表に押印し、監督者の確認を受けてください。数日毎あるいは月末にまとめて押印しないでください。
- 旅費を請求する際は、請求の内容が実際の旅行内容(日程・経路等)と相違ないか確認した上で、請求してください。なお、航空機・パック旅行・外国出張時の鉄道等のほか、新幹線またはJR特急を利用した際は領収書等の提出が必要です。
詳細は以下のページをご確認ください。
学生生活で注意してほしいこと
キャリアサポートセンター主催イベントのお知らせ
26卒対象 京都大学 Career Fair
2025年3月7日(金曜日)に、2025年度(2025年4月から2026年3月)に卒業・修了見込みの学生を対象とし、「26卒対象 京都大学 Career Fair」(合同企業説明会)を開催します。
約30社の京都大学生の採用に積極的な企業・団体から、業務説明・採用情報の提供・質疑応答等があります。企業・団体の人事担当者から直接お話を聞くことができるチャンスです。この機会にぜひご参加ください。
日時
2025年3月7日(金曜日)13時00分~17時00分
会場
京都大学国際高等教育院棟2階 演習室(吉田南キャンパス)
対象
2025年度(2025年4月から2026年3月)に卒業・修了見込みの京都大学在学生
開催形態
対面
当日に向けて、1月下旬公開予定
学生向け特設Webサイト
各出展企業等の基本情報(事業内容、採用職種等)や京大生への一言メッセージなど、企業ブース訪問に役立つ情報を公開予定です。
1分間企業PR動画
各出展企業等の魅力がギュッと詰まった動画を公開予定。イベント参加前に短時間で出展企業等について知り、当日は気になる企業等のお話をじっくり聞くことができます。
詳細は以下のページをご確認ください。
26卒対象 京都大学 Career Fair(学内合同企業説明会) – キャリアサポートセンター
証明書の発行方法が変わります
2025年2月中旬から、現在学内に設置している証明書自動発行機の更新にともない、証明書の発行方法が変わります。
現在は、正規生は学生証の認証後に、発行機のタッチパネルでECS-IDやパスワードを入力して(非正規生はタッチパネルに学生番号とパスワードを入力して)発行できますが、新発行機は、事前にWebで発行する証明書の種類や数を予約して学内印刷番号を取得してから、発行機にその番号を入力し、証明書を出力する方法に統一されます(学生証は不要となります)。
また、発行機の設置場所は9か所に集約されます。なお、2025年3月13日以降、コンビニ発行やPDF発行の手数料を値下げする予定です。就職活動等で遠方にいるときや、休日や深夜でも、近くのコンビニからすぐ証明書を取得できますので、ぜひご利用ください。
注意
更新時期は機械の入れ替えやシステム変更のため、発行機設置場所によっては2~3日程度使用できなくなります。必要な証明書はなるべく2月上旬までに発行しておいてください。
詳細は以下のページをご確認ください。
在学者の証明発行について
障害のある学生の社会移行支援イベントのお知らせ
2024年12月19日(木曜日)に、キャリアサポートセンターと共催で、「2024年度 発達・精神のある学生等対象「社会への移行」を考える就労支援セミナー」を実施しました。DRCのコーディネーターとの面談後、利用登録をすればオンデマンド視聴も可能です。興味がある方は、お問い合わせください。
対象
- 京都大学に在籍する発達障害・精神障害がある学生、またはその傾向がある学生
- 保護者、関係教職員セミナー以外にも、学内外の支援リソースについて、DRCのWebサイトで詳しくご案内しています。
今後の開催予定
2025年2月5日(水曜日) | 「DEARセッション」 担当企業:日本航空株式会社 |
---|---|
2025年2月6日(木曜日) | 「自己理解セミナー『社会移行編』」 |
以下の図は、DRCで実施している社会移行に関する学内のセミナーやプログラム・リソース(学外機関や就労支援プログラム等)の関係性を表しています。各プログラムについては、DRCのWebサイトからご確認ください。

問い合わせ先
京都大学学生総合支援機構障害学生支援部門(DRC)
E-mail:drc*mail.assdr.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
Tel:075-753-2317
DRC Kyoto Univ. | 学生総合支援機構 障害学生支援部門
公式X(旧Twitter)、学生意見箱
京大生への学生生活支援の一環として、公式X(旧Twitter)による情報発信を行っています。各種学生生活支援に関する情報などを積極的にお届けしますので、ご活用ください。
また、京大生のみなさんの学生生活における日頃の疑問やご要望にお応えするため、「学生意見箱」を設けています。こちらも是非ご活用ください。
Campus Life News No.67(2024年12月27日)
2024年度京都大学久能賞授賞式・報告会を開催しました

12月13日(金曜日)、京都大学久能賞の2024年度授賞式・報告会を京都大学百周年時計台記念館にて行いました。
2024年度の受賞者は、河合真穂さん(工学研究科修士課程2年生)、赤松舞里乃さん(医学部3年生)の2名でした。本賞は、本学OGの久能和子氏、祐子氏のお母様である久能悠子氏からの寄附により、科学・技術分野において自ら定めた独創的な夢を持つ意欲のある女子学生を支援することを目的として設立されたものです。
式では、久能氏の代理として来賓の橋寺由紀子氏(株式会社フェニクシー代表取締役社長)に列席いただき、國府寛司 理事・副学長、稲垣恭子 理事・副学長が出席し、受賞者の指導教員・家族等をお招きし、開催しました。
受賞者より、受賞に至った自らの夢についての発表があり、河合さんは「私は現在、水素航空機の実現に向けて数値計算の立場から不安定燃焼の研究をしています。博士後期課程では、多分野の知識を吸収し、研究を深化させたいと考えています」と、また赤松さんは「私の夢と志の原点にあるのは、ALSという難病です。ALSを「治せる病気」に変える一助となるため、より一層基礎研究に邁進して参ります」と話しました。
その後、2023年度受賞者2名から、今年度の成果、活躍について報告があり、金藤栞さん(農学研究科博士後期課程1年生)は「今年度は情報発信にも注力し、国際学会でのシンポジウム主催と高校での出張授業に挑戦しました。賞を頂いて自信がついたおかげで一歩踏み出せたので、心から感謝したいです」と、また石田早侑梨さん(農学研究科修士課程1年生)は「研究成果の学会発表やインターンシップを経験したほか、来年は海外留学にも挑戦できることになり、充実した学びのある日々を送っています。サポートしてくださる周囲の方々への感謝を胸に、今後も精進していきたいです」と話しました。
詳細は以下のページをご確認ください。
京都大学久能賞
「京大生にはここまで知ってほしい! 企業の見方・拡げ方」の開催について

【学部1・2回生へのおすすめイベント】
キャリアサポートセンターでは、インターンシップや就活スケジュールのリアルな動向を理解し、企業研究の必要性と進め方を考えるガイダンス「京大生にはここまで知ってほしい! 企業の見方・拡げ方」を開催します。
この時期だからこそできる京都大学生ならではのインプットと4月からのキャリサポイベントの活用方法についてもお伝えします。初回は質疑応答の時間もありますので、積極的に活用してください。
日時
2025年2月3日(月曜日)12時10分~12時50分
※再放送:2月4日(火曜日)~7日(金曜日)12時10分~12時45分
対象
全ての京都大学在学生
形式
オンライン(Zoom)
講師
株式会社リクルート 宮本 和典 氏(京都大学卒業生)
詳細は以下のページをご確認ください。
京大生にはここまで知ってほしい!企業の見方・拡げ方 – キャリアサポートセンター
自転車に関する罰則が強化・新設されました
2024(令和6)年11月1日より、道路交通法改正に伴い、自転車運転中にスマートフォン等を使用する「ながら運転」の罰則が強化され、また、「自転車の酒気帯び運転」が新たに罰則の対象とされました。自転車による事故から自分自身や周囲の人を守るために、ながら運転および飲酒運転はやめましょう。
2024(令和6)年11月1日施行の改正で、以下(1)、(2)のとおり罰則規定が整備されました。
(1)自転車の運転中における携帯電話使用等(=「ながら運転」)
- 交通事故を発生させるなど、交通の危険を生じさせた場合
1年以下の懲役または30万円以下の罰金 - 手で携帯電話等を保持して、通話や表示された画像を注視した場合
6箇月以下の懲役または10万円以下の罰金
(2)自転車の酒気帯び運転等
- 酒気帯び運転を行った場合
3年以下の懲役または50万円以下の罰金 - 車両を提供した場合
3年以下の懲役または50万円以下の罰金 - 同乗または酒類を提供した場合
2年以下の懲役または30万円以下の罰金
詳細は以下のページをご確認ください。
「闇バイト」に手を出さないでください
SNSやインターネットの掲示板には、仕事の内容を明らかにせずに著しく高額な報酬の支払いを示唆するなどして犯罪の実行者を募集する投稿が掲載されています。簡単に高収入を得られるからという理由で応募して、強盗や詐欺といった犯罪に加担することとなり、逮捕された人が多くいます。
また、やめたいと思っても、応募のときに送った身分証明書から「家に行く」「家族に危害を加える」と犯罪組織から脅されて逮捕されるまでやめることができず、逮捕されたあとに待ち受けるのは懲役や被害者への損害賠償であり、もちろん犯罪グループは助けてくれません。自分自身や家族への脅迫が理由であっても強盗は凶悪な犯罪です。絶対に手を出さないでください。
「高額」、「即日即金」、「ホワイト案件」等の「楽で、簡単、高収入」であることを強調する求人情報、シグナルやテレグラムといった匿名性の高いアプリに誘導されたりする場合は闇バイトの可能性があります。
このような犯罪に加わってしまうと、必ず逮捕され、厳しく処罰されます。不安に感じたり、怪しいかもしれないと感じた場合は、一人で判断せずに警察や家族など、周囲の人に相談してください。
詳細は以下のページをご確認ください。
いわゆる「闇バイト」の危険性について|警察庁Webサイト
警察総合相談室
「#9110」または「075-414-0110」
受付時間:月曜日~金曜日(祝日は除く)9時00分~17時45分
※女性対応可
※休日や夜間は当直員による対応
公式X(旧Twitter)、学生意見箱
京大生への学生生活支援の一環として、公式X(旧Twitter)による情報発信を行っています。各種学生生活支援に関する情報などを積極的にお届けしますので、ご活用ください。
また、京大生のみなさんの学生生活における日頃の疑問やご要望にお応えするため、「学生意見箱」を設けています。こちらも是非ご活用ください。