Campus Life News

Campus Life News No.69(2025年5月28日)

令和7年度 京都大学創立記念行事音楽会のご案内

文章を入れてください

 本学の創立記念行事として、毎年「京都大学創立記念日(6月18日)」前後に、著名な音楽家等を招き、「音楽会」を開催しています。また、1956(昭和31)年より開催しており、今回で67回目となります。
 学務部では、「音楽会」を課外教養行事の一環として位置づけており、晩秋の「能楽鑑賞会」の開催など、文化関係諸行事を通して、学生および教職員の教養を高め、豊かにすることを目的としています。
 今年の「音楽会」の演奏者は、仲道郁代さんです。仲道さんは、国内のみならず世界各国で賞を受賞されている著名なピアニストです。
 会場はロームシアター京都です。本学から自転車で約10分、徒歩約20分とアクセスが抜群です。
 皆さん是非ともお越しください。

仲道郁代さん略歴

日本音楽コンクール第1位、ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位、エリザベート王妃国際音楽コンクール入賞。ピッツバーグ響、バイエルン放送響、フィルハーモニア管、ドイツ・カンマーフィル、ハンガリー国立フィル、バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラ等、海外のオーケストラと共演多数。CDはレコード・アカデミー賞受賞CDを含む「仲道郁代ベートーヴェン集成 ~ピアノ・ソナタ&協奏曲全集」、「ドビュッシーの見たもの」他。著書に「ピアニストはおもしろい」(春秋社)等。
一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。令和3年度文化庁長官表彰、ならびに文化庁芸術祭「大賞」を受賞。
仲道郁代 Official Website

日時

2025年6月17日(火曜日)19時00分~(18時15分開場)

会場

ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
アクセス | ロームシアター京都

入場料

無料

  • 入場の際は、本学学生証、職員証または認証ICカードを呈示ください。(家族の方は教職員と同伴で入場可)
  • 演奏中は入場できません。
  • 未就学児童の入場はご遠慮ください。
  • 満員の節は入場いただけない場合があります。

SNSについての注意喚起

 SNSは現代において多くの人々が様々な目的を持って情報のやり取りをしていて、その活動はますます活発になっており、私たちの日常生活において必要不可欠な存在となっていますが、快適に利用し、スムーズな情報交換を行い、安全に利用するためには節度ある行動をとることが大切です。場所や時間を選ばずに情報の即時の発信や入手を可能にする便利なツールである一方で、匿名で手軽に不特定多数の人に情報を拡散できるという性質から、トラブルに発展することが少なくありません。
 一度発信した情報は完全に消去することが不可能であり、発信者の意図に関わらず瞬時に世界中へ拡散されるというリスクがあります。軽い気持ちで情報発信をしてしまうと、自分自身が気付かないうちに他人に不快な思いをさせてしまったり、思わぬところで加害者や被害者になってしまう恐れがあります。
 最近では飲食店での迷惑行為やアルバイト先での不適切な行為をSNSにアップし、問題となるケースも見られます。一度の過ちがその後の人生を台無しにしてしまうことがあるということを絶対に忘れないでください。SNSにアップすることに関わらず、これらの行為自体が問題であり、許されることではありませんので、公共の場等では言動について十分注意し、周りへの配慮を怠らないようにしましょう。
 また、SNSでの誹謗中傷が深刻な社会問題となっています。たとえ相手が芸能人や有名人であっても、誹謗中傷は決して許されません。相手の人格を否定または攻撃するような言い回しは、批判ではなく誹謗中傷です。誹謗中傷をすると名誉毀損罪や侮辱罪に問われたり、高額の慰謝料を請求されることがあります。匿名だからといって、このような書き込みをしていないでしょうか。たとえ匿名の投稿であっても、技術的に投稿者を特定することは可能です。また、誰かが投稿した誹謗中傷に、同調したり、拡散したりしていませんか。自ら投稿していなくても、再投稿などで拡散した場合も同じです。
 万が一SNSなどで誹謗中傷を受けて困ったときや傷ついたときは、信頼できる人に相談し、一人で抱え込まないでください。相談相手がいないときは、以下のサイトに記載されているような、公的な相談窓口等を利用してみてください。

あなたは大丈夫?SNSでの誹謗中傷 加害者にならないための心がけと被害に遭ったときの対処法とは? | 政府広報オンライン

学生相談センターからのメッセージ ~悩むための準備はオーケーですか?~

 大学には学生相談室が設置されていて、学生の悩みの相談に応じています。本学では、学生相談センターと呼ばれる組織がそれに当たります。学生相談センターでは、キャンパス5カ所の相談室(北部相談室、吉田相談室、吉田南相談室、桂相談室、宇治相談室)で、臨床心理士・公認心理師のカウンセラーが相談に応じています。また、留学生相談室では、外国語(英語、中国語)での相談に応じています。
 皆さんの中には、一体、どんな人が相談に行っているんだろうと、興味を持つ人もいるかもしれません。その質問にはなかなか簡単には答えられません。というのも、本当にさまざまな人が、さまざまな悩みを抱えて相談に来ているからです。履修の仕方についての悩み、うまく友達が作れないという悩み、周りの人たちと比べて自分は劣っているような気がするという悩み、先生との人間関係の悩み、部活の悩み、家族関係の悩み、経済状況についての悩み、ジェンダー・アイデンティティやセクシャリティに関する悩み... 数え上げればキリがありません。学生相談センターには年間、750人ほどが相談に来て、延べ6400回もの面談が行われているのです。
 昔から青年期は悩み多き時期だと言われています。けれども、時代とともに、青年期はますますじっくり悩んでなどいられないような時期になってきています。かつて、青年期はモラトリアム期間(大人になるための猶予期間)と呼ばれ、自分は何者かという問いを抱えて深く悩むことがおおらかに許容された時期だったのです。けれども、時代の変化とともに、もはやそのような猶予は失われ、青年期はエンプロイアビリティ(労働市場における自分の価値)を高めるための訓練期間だという意味合いが以前よりも強くなってきました。
 現代の青年にとっては、深く悩むことは、もはや青年期の特権でも勲章でもなく、自己責任を問われるような、単なる失敗でしかないという感覚が強くなっているかもしれません。
 そんな現代においてもなお、やはり青年期は悩み多き時期であることに変わりはありません。青年期は、もはや子供ではいられないけれども、大人としての自分の将来を見通すこともできない不安定な時期であり、人生の中で最も自分に関心が向かう時期です。そして、今も昔も、この時期に悩みを生産的に悩み抜くことは、その後の人生を豊かにすることに変わりはありません。
 にもかかわらず、上に述べたような時代背景から、現代社会における青年は、安心してゆっくり悩むことが難しくなっています。現代の青年は、悩むことに関して、以前よりも多くのサポートが必要になっているのです。ですから、悩みを抱えた時は、遠慮なく学生相談センターに相談してください。学生相談センターのカウンセラーは、みんなそれぞれに個性豊かで信頼できる人たちです。カウンセラーは、皆さんの悩みを魔法のように消し去ることはできないでしょうが、皆さんが悩みを安全に悩み抜くことができるよう、お手伝いをすることはできます。

学生相談部門について | SSC

カルト団体にご注意ください

 カルト団体が執拗に勧誘をしているとの情報が寄せられています。過去にも一般的なアンケートを装い、その後別の場所で詳しく話をしたいと執拗に勧誘してきたり、アンケートの中で個人情報を聞き出してきたといった報告がありました。
 ひとりでいる時に声をかけられるケースが多発していますが、SNSを通じた勧誘にも注意してください。また、安易に個人情報を教えないようにしてください。不審な勧誘を見かけたり、自分が勧誘を受けた時は、すぐに学務部厚生課(Tel:075-753-2504)に相談してください。

  • Campus Life informationにも記載しています。

Campus Life information

「飲酒」に関する注意喚起

 新年度が始まって2か月が経とうとしていますが、各学生団体等の飲み会が行われるなど、飲酒をする機会があるかと思います。1年生は大学生活に慣れてきたころだと思いますが、多くの方が20歳未満であり、20歳未満の者の飲酒は法律違反です。また、20歳に達した学生についても、急性アルコール中毒に注意してください。短期間に大量のアルコールを摂取すると、自力で立てないほどの運動障害を引き起こしたり、昏睡状態になる場合があります。急性アルコール中毒により死に至る場合もあるので注意してください。
 飲酒の場では「20歳未満の者は勧められても飲まない」、「20歳未満の者へ飲酒を勧めない」など、各自が責任ある行動を徹底し、マナーを守り、周囲への迷惑をかけないようにしましょう。

アルコール関連問題|特定非営利活動法人ASK

公式X(旧Twitter)、学生意見箱

 京大生への学生生活支援の一環として、公式X(旧Twitter)による情報発信を行っています。各種学生生活支援に関する情報などを積極的にお届けしますので、ご活用ください。

 また、京大生のみなさんの学生生活における日頃の疑問やご要望にお応えするため、「学生意見箱」を設けています。こちらも是非ご活用ください。

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