第4回 令和5年3月17日(金曜日)開催

議事

  1. 執行部の体制について
  2. 役員退職手当に係る業績評価についての一部改正について
  3. 令和5年度予算(案)について
  4. 令和5年度資金管理計画(案)について
  5. 新型コロナウイルス感染症への対応のための国立大学法人京都大学経営協議会の運営に関する申し合わせの廃止及び経営協議会の運営についての一部改正について
  6. 国際卓越研究大学の申請について

議事録

出席者: 湊総長(議長)
天野委員、安藤委員、伊佐委員、伊藤委員、岩井委員、上田委員、門川委員、木津委員、串田委員、佐藤委員、竹田委員、多田委員、中西委員、西山委員、平野(俊)委員、平野(信)委員、町田委員、村尾委員、森委員
欠席者: 西脇委員、長谷川委員
オブザーバー: 山口監事、西村監事
  • 令和4年度第3回経営協議会議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

議事

  1. 執行部の体制について
    令和5年4月1日付けで就任予定の理事について説明があり、意見を聴取した。
  2. 役員退職手当に係る業績評価についての一部改正について
    第4期中期目標期間において、年度評価が廃止され、各法人の自己点検・評価に基づいて業務実績評価を行うものとなったことに関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行う旨説明があり、審議の結果、了承された。
  3. 令和5年度予算案について
    令和5年度予算案について説明があり、審議の結果、了承された。
  4. 令和5年度資金管理計画案について
    令和5年度資金管理計画案について説明があり、審議の結果、了承された。
  5. 新型コロナウイルス感染症への対応のための国立大学法人京都大学経営協議会の運営に関する申し合わせの廃止及び経営協議会の運営についての一部改正について
    国立大学法人京都大学経営協議会へのオンライン出席に関して、新型コロナウイルス感染症への対応のための国立大学法人京都大学経営協議会の運営に関する申し合わせを廃止することについて説明があり、審議の結果、了承された。併せて、同申し合わせの廃止に伴い、経営協議会の運営について必要な事項を定めるため、所要の改正を行う旨説明があり、審議の結果、了承された。
  6. 国際卓越研究大学の申請について
    国際卓越研究大学の申請に係るこれまでの検討状況及び国際卓越研究大学へ申請を行うことについて説明があり、審議の結果、了承された。併せて、申請書の内容については、総長に一任することについて了承された。
    委員による主な意見は次のとおり(○:意見)
    ○:CFOにはかなり大きな金額のハンドリングが求められるため、責任の重い仕事になるだろう。英語での発信が増えていくため、事務方の国際化も必要になる。
    ○:研究力の強化を行う体制と研究成果の活用を推進する体制という、この二つの体制の間をいかに上手くつなぐかという点が非常に重要なのではないか。実用化研究の体制について、大学として一番良い形を検討していただきたい。
    ○:外部資金を確保するためには、大学と企業がギブ・アンド・テイクの形である必要がある。企業の手が回りにくい基礎研究の部分で大学との協力関係をうまく作り、社会に発信していく中で、大学と企業の双方にとって役立つ活動に積極的に取り組めると良いのではないか。
    ○:法人総合戦略会議の権限や構成員がどうなるか、またそれが自律的に動き出したときにどのようになっていくかというのは非常に重要になるだろう。
    ○:鍵はグローバル化とオープン化だと思う。国内だけでできることの限界はあるため、グローバル化を基軸にして、もっと明確に打ち出しても良いだろう。オープン化については、オープンネットワークでもあり、オープンイノベーションでもある。開かれた京都大学を作っていただきたい。
    ○:基礎研究に力を入れてもらうとともに、開かれたデータ活用という観点も重視していただきたい。京都大学がハブとなってデータ活用を推進することを期待している。
    ○:色々な研究所の移り変わりを見てきたが、利益を生むプロジェクト研究であっても中身を伴わない研究や研究者が増えることは日本の将来にとってリスクとなる。基礎研究とそれを担う研究者をしっかりと育てていくことをお願いしたい。
    ○:キーワードとして、「国際頭脳循環」と「ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(DEI)」は大事だと思う。全体的な方向性としては、他とは違う京大の独自性が明確になると良いのではないか。

報告

  1. 宇治職員宿舎敷地の一部処分について
    宇治職員宿舎敷地の一部について、宇治市に譲渡したことの報告があった。