受講講義:Gamelan to Kabuki: Musical Traditions of Far East Asia

本講義は東アジアの伝統音楽をテーマに扱ったもので、インドネシア、中国、韓国、日本の伝統音楽を視聴していく形をとっておりました。また、文楽や能、歌舞伎や声明を劇場や寺院に見学に行く機会もありました。授業においても、劇場においても、それぞれの音楽を鑑賞した際には、各々がどのように感じたのかを述べ合い、様々な角度から議論を行いました。授業の宿題に関しては、毎回の授業で扱った国の音楽がcanvasというweb教育支援サービス(京都大学におけるPandaやKULASISのようなサービス)にアップロードされ、複数あるファイルの内から一つを選び、その楽曲に対する分析および感想を記述するというものでした。その際に、CDに付属の資料など、その楽曲に関連した文章を読む必要がある場合もありました。また、授業内で一度プレゼンテーションをする機会がありました。これは、自分の興味のある日本の音楽に関して15分間で紹介するというもので、さらに、このプレゼンテーションで扱ったテーマに関してより詳細な情報を記述した最終レポートを提出する必要がありました。
(工D1)

受講講義:Experiencing Ma: Time & Space in Japanese Arts

講義内容は一見つかみづらい、間の授業であったが、実際に映像作品や伝統芸能の鑑賞、体験を通して学習できたため非常にわかりやすかった。授業の進め方としては、教室内では作品を見て、それに関して学生が意見、感想を交換しながら、間についての理解をしていくスタイルであった。教室外での伝統芸能の鑑賞又は、体験の際は先生が用意してくれていた資料を見つつ進めるという形式であった。日本人でも、滅多に伝統芸能を見る機会がないため、貴重な体験となった。
(経B4)

受講講義:Japanese Popular Culture

日本の大衆文化について、とくに日本の漫画やアニメの翻訳についてとても興味を持っていたので、この講義を受講しようと決めたのですが、漫画がどのように時代に即して変わってきたのかなどの漫画だけでなく、コミケなどのサブカルチャー全般を対象にした講義で、自分の知らなかったことがいっぱいでとても充実したものでした。しかし、一週間に読まなくてはならない課題が非常に多く、振り返ってみたら一週間に100ページもの参考文献を読まなくてはならなかったので、とても大変でした。もし今回のプログラムに参加できていなかったら、留学した際にもっと大変だったのだろうなと思うと、本当に貴重な体験をさせてもらえたので、とてもよかったです。
(総人B4)

講義中は、先生の英語は聞き取れても、SJC学生が話す英語のスピードがとても速いので、ついていくのが大変でした。また、課題やフィールドワークの案内を基本的には紙で用意してくれますが、聞き逃してしまい提出日に課題を用意できなかったこともあったため、日本人学生と連携をとることが大事です。最終リサーチペーパーは3000字程度書かなければならなかったため、ライティング能力が鍛えられました。最終的には、先生に「I like your paper」と言っていただいたのがうれしく少し自信がつきました。
(文M2)

受講講義:Escaping Galapagos: Japan’s new innovation boom

講義の内容としては、日本のイノベーションをガラパゴス化とグローバル化に分け、どのような要因がこれらの違いを生み出しているのかを考察するものだった。講義の前半では日本のイノベーションの概要を学んだ。最終プロジェクトでは宝酒造のアメリカのベイエリア進出のための提案を行った。
授業は、毎週課される事前課題に基づいたディスカッションベースで進められた。教授は学生の意見を尊重し、活発な議論がなされていたように思う。クラスには20人弱の生徒がいたが、毎回クラスメイトのほぼ全員が発言していた。自分は唯一の日本人として意見を求められる場面が何度かあったが、きちんとした意見を述べることができず、悔しい思いをした。毎週の課題は非常に面白く、受講している学生全員がGoogleのブログに招待され、毎週その週の授業までにそれぞれが自分の意見をポストする形式だった。この形式により、他の学生の意見を知ることができ、同じ課題でも多角的な視点から考えることができたと思う。最終プロジェクトまでの主な負担はこの毎週の小課題ブログ記入と2回のケース・スタディエッセイだったが、負担はそこまで大きくなかったと思う。購読課題も最初の三週間以降はほとんどなかった。その分、最終課題は少し大変だった。この最終プロジェクトを通じてアメリカの学生とプロジェクトを進めていく難しさとそのコツを学べたように思う。また国籍を超えてリーダーシップを発揮してプロジェクトを牽引していく学生を目の前に多くの刺激を受けた。
(経B5)