第3回 令和3年1月15日(金曜日)開催

議事

  1. 中期目標・中期計画の変更について
  2. 国立大学法人ガバナンス・コードに係る適合状況等について
  3. その他

議事録

出席者: 湊総長(議長)
天野委員、安藤委員、稲垣委員、大嶋委員、勝見委員、北村委員、木村委員、小島委員、佐藤委員、多田委員、立花委員、玉尾委員、時任委員、中西委員、長谷川委員、平井委員、平島委員、平野(俊)委員、平野(信)委員、村尾委員、村上委員、村中委員 
欠席者: 門川委員、橋本委員、西脇委員
オブザーバー: 山口監事、西村監事
  • 令和2年度第2回経営協議会の議事録(案)及び書面審議議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

議事

  1. 中期目標・中期計画の変更について
    中期目標・中期計画の変更について、国立大学法人法の規定に基づき必要な手続きを行うため、今回変更する内容について説明があり、審議の結果、了承された。
    委員による主な質問・意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○ 組織変更の実質的な背景、社会的な状況の変化であるとか、組織強化の理由といったものを教えていただきたい。
    ● 附属農場については、特にクリーンエネルギーを自給していくという新しいシステムに力点を置いた組織変更を伴った名称変更を行うものである。
    ● 先端医療研究開発機構については、組織強化に伴う変更を行うものである。
  2. 国立大学法人ガバナンス・コードに係る適合状況等について
    本学における国立大学法人ガバナンス・コードへの適合状況について説明があり、審議の結果、了承された。
    委員による主な意見は次のとおり
    ○ すべての原則を実施しているという現状については理解できたが、今後、体制やルールの整備状況だけでなく、その運用が実効性を持って動いているということの評価を行い、その運用状況がわかる具体的な記載もあるとよい。
    ○ コーポレートガバナンス・コードも同様だが、これを前向きに捉えて有効に使っていくというスタンスで臨んでいってほしい。
    ○ 管理職レベルだけでなく、若い層の教職員が部局を超えて多層的に意識を共有できる場があるとよい。

報告

  1. 指定国立大学法人京都大学の令和元年度に係る業務の実績に関する評価結果等について
    指定国立大学法人京都大学の令和元年度に係る業務の実績に関する評価結果の概要等について報告があった。
  2. 令和3年度当初予算及び令和2年度第3次補正予算に係る国立大学関係予算(案)の概要及び国立大学法人等施設整備実施予定事業について
    令和3年度当初予算及び令和2年度第3次補正予算に係る国立大学法人関係予算(案)の概要及び国立大学法人等施設整備実施予定事業について報告があった。

意見交換

  1. 女性活躍促進策について
    本学における女性(教員・学生)比率等の状況についての説明があり、女性研究者の増加に向けた方策等について意見交換が行われた。
    委員による主な意見は次のとおり
    ○ 京都大学の課題はクリアで、優秀な女性スタッフをいかに早期にキャッチアップするかが大事である。民間企業でいうところのアファーマティブアクションポリシーにより、同等の能力であれば女性を優先する、数値目標を明確にする等により採用活動を行うことが考えられる。
    ○ 民間企業でも、女性の管理職比率を目標値として設定している。KPIとして進めていくことや、階層ごとにキャリアパスをしっかり見せていくことが大事なことだろう。
    ○ 博士課程に進む女性は多いが、助教という段階にグラスシーリングがあると思われるので、その原因を明らかにすべきではないか。
    ○ 数値的な目標を置くことも必要である。アファーマティブアクションは逆差別だという意識もあるが、ダイバーシティ、女性の活躍を進めていくことが今後の社会にいかに重要かと考えれば、少々のハンディキャップをつけても構わないのではないか。
    ○ 大学だけの問題ではない。男女共同参画は多様性の問題であり、高校生、中学生にアプローチすることをやってみてはどうか。
    ○ 女性教員のポスト拡充というのは重点項目だが、任期5年のポストは魅力的ではない。ポストが空けば、必ずそこは女性を採るなど、根本的なところで制度設計を見直すことが必要ではないか。
  2. その他
    第4期中期目標・中期計画について、委員より意見があった。
    主な意見は次のとおり(○:意見 ●:説明・回答)
    ○ 京都大学の目標を明確に打ち出していく必要があるが、外部資金が今以上に必要になってくるため、努力頂きたい。
    ○ 芸術・文化という視点から、京都という都市の魅力を活用した大学運営が必要であり、今の京都大学の組織には仕掛けがないが、何か工夫をなさると良いのではないか。
    ● 第4期に向けて何を主なミッションとして、どのような計画にするかについて議論を始めているところ。