監事ノート(13)(2007年3月20日)

監事ノート(13)(2007年3月20日)

原 潔

今年度の臨時監査テーマの最後として、「平成16年度及び平成17年度に述べた監事意見への対応状況」について、監査室と連携して調査しました。(監事レポート06-7(PDF)

指摘した事項のその後の対応状況を確認することは、監事監査を実質化するためにも重要な過程であります。

調査は、指摘した21項目について担当する延べ31の担当部署へ書面照会により対応状況及び課題について実施し、実施内容が不明確な事項については再照会して確認しました。その結果、実施済み23%、一部実施または実施予定19%、検討中52%、未実施6%でした。このように殆どすべての項目について着手され、改善が進行中であることは評価できますが、その改善のスピードがやや遅いように感じました。その要因には、組織として課題解決を誰が何時までにどの様にするのかがやや不明確な点があると思います。こうした責任と権限を組織の上下、左右で明確化することは、今後、一層の業務改善を進める上で大きな課題だと感じました。

今年度は7つのテーマを重点項目として臨時監査を実施し、その都度、監事レポートとして報告してきましたが、その概要と共にこれらを一体化して平成18年度監事監査(臨時監査 )報告書(PDF)として報告しました。