京都大学大学院情報学研究科修士課程(データ科学コース) 2024年度4月期入学/2024年度10月期入学 入学者選抜試験における合否判定ミスについて

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 京都大学大学院情報学研究科が2024年2月に実施しました2024年度4月期入学/2024年度10月期入学修士課程(データ科学コース)入学者選抜試験において合否判定ミスがあったことが判明しました。そのため、改めて合格者判定を行った結果、4月期入学において新たに1名を合格者としましたので、ここに発表いたします。
 本学としましては、入学試験の実施にあたっては、特に細心の注意を払ってきたところですが、今回のミスにより本学を受験した皆様や関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
 現在、影響を受けた受験生の立場を最優先に、考え得る最善の方法を検討しており、今後とも全力を挙げて、誠心誠意対応してまいります。
 今回の事実を厳粛に受け止めて深く反省し、今後このようなことが生じないよう、教職員の意識向上に一層努めるとともに、鋭意、再発防止に向けて取り組み、信頼回復に努めてまいる所存です。

1. 合否判定ミスが生じた入試方法区分、試験科目

入試方法区分: 2024年度4月期入学/2024年10月期入学 修士課程 データ科学コース 入学者選抜試験(2024年2月7日実施分)
試験科目: 英語(TOEFLのスコア)

2. 合否判定ミスの内容

英語(TOEFLのスコア)について、学生募集要項に記載の配点(100点満点換算)と異なる配点(50点満点換算)で成績集計を行い、合否判定を行っていました。

3. 合否判定ミス発見の経緯

当該研究科では、希望者に対して入学試験の成績の情報提供を行っています。これにより情報提供を受けた受験者から当該研究科教務掛に対して問い合わせがあり、確認作業を行う過程でTOEFLのスコア換算に誤りがあることを発見しました。

4. 合否判定ミスへの対応および受験者への周知について

正しい換算式により成績を修正し、合否判定を再度行いました。
その結果、2024年4月期入学試験において1名の追加合格者が生じました。
このため、当該者に謝罪と経緯の説明を行い、入学の意思を確認しました。当該者にとって最善の対応となるよう、教育研究環境の確保に努めてまいります。
あわせて他の受験者に対しても、謝罪と経緯の説明を行います。

5. 合否判定ミスが起こった原因とチェック体制について

合否判定資料の作成および確認を担当者1名で行っており、作成後の確認時においても換算誤りを発見することができなかったことが原因です。

6. 今後の対応策

合否判定資料の作成段階でのミスを防止するため、確認手順を見直します。具体的には、換算式の事前点検を徹底するとともに、換算結果については、全受験生のスコアを複数人で確認する体制を整えるなどの対策を講じ、再発防止に努めます。

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