附属図書館は「菊亭文庫」の寄贈を受けました。(2021年1月21日)

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 京都大学は、京都の公家で清華家の一つである菊亭家(今出川家)に伝わる文書・典籍等1,833点の寄贈を受けました。

 このうち多くの資料は、大正10(1921)年~11(1922)年に故菊亭公長侯爵から寄託を受け「菊亭文庫」として附属図書館貴重書庫にて保管し、研究や利用に供してきたものです。このたび、現在の所有者のご厚志により、新たな関係資料とともに寄贈され、このほど正式に附属図書館所蔵資料となりました。

 今回寄贈されたもののうち、今出川・菊亭家の系譜を今に伝える肖像画掛軸、家系図、特に貴重な歴史記録である「言継卿記」をデジタル公開しました。本資料のデジタル化は、「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ基金」により実施したもので、附属図書館では、今後も寄贈された資料のデジタル化を進める予定です。

 同図書館では、本文庫を大切に保管し後世に伝えるとともに、学術研究や文化振興のために活用していきます。

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歴代当主の肖像画。左から、第22代実種(1754-1801 さねたね)、第23代尚季(1782-1810 なおすえ)、第24代公久(1806-1836 きんひさ)、第25代実順(1832-1864 さねあや)。
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言継卿記(天正4年)
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菊亭家系図

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琵琶の演奏を家業として朝廷に仕え、豊臣政権とも密接な関係を築いた菊亭家(今出川家)に伝えられた「菊亭文庫」を新たに公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)

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