学歌・学旗は、1940(昭和15)年に制定されました。これはその前年に出された「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語」の趣旨に応える方法として計画されたもので、学旗の意匠と学歌の歌詞は応募作品の中から選ばれたものです。

京都大学学歌

作詞:水梨彌久(みずなしやきゅう)
作曲:下総皖一(しもふさかんいち)
(昭和15年1月18日制定)

1 九重に 花ぞ匂へる
千年の 京に在りて
その土を 朝踏みしめ
その空を 夕仰げば
青雲は 極みはるかに
われらの まなこをむかえ
照る日は ひかり直さし
われらの ことばにうつる
2 緑吹く 楠の葉風に
時の鐘 つぎて響けば
人の世に まこと立つべく
現身に まこと立つべく
たまきはる 命をこめて
いしずえ 堅く築かん
伸びゆく 強き力の
日出づる 国の子我等

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音源について

演奏 京都大学男声合唱団(京大合唱団)
日時 2011年8月13日(土曜日)
「京大・広大Joint Concert 夏 3つの流星群」より

合唱

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演奏の様子

文章を入れてください
ClockTowerConcertで学歌をうたう京大合唱団OB
2004年12月19日
百周年時計台記念館 百周年記念ホールにて
文章を入れてください
学旗学歌制定式の様子
1940年2月11日
時計台2階大ホール(現・国際交流ホール)にて
※写真提供:京都大学大学文書館

レコード

1940年4月に京大交響楽団・合唱団の演奏による学歌のレコードが帝国蓄音機商会(テイチク)によって制作されました。指揮した朝比奈隆にとって、これが最初のレコーディングであったと言われています。朝比奈は、1937年に本学文学部を卒業した頃からすでに指揮者としてデビューしています。

独唱

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合唱

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