大学院教育支援機構では、海外の優秀な学生に本学の研究環境を体験してもらい、将来的な大学院留学生の増加を目指して「Kyoto University Short-Term Academic Research(KU-STAR) Program」を実施しています。その一環として、2026年1月8日から2月20日にかけて、オーストラリアの大学生を対象に本プログラムを開催しました。
今回は、応募者計48名の中から選抜された修士課程学生9名、学部学生1名の計10名を受け入れました。本プログラムには、メルボルン大学、モナシュ大学、アデレード大学、RMIT大学の4校から、オーストラリア、中国、インドネシア、香港、フィリピンといった多様な国籍を持つ学生たちが参加しました。参加者はそれぞれ、医学研究科、工学研究科、農学研究科、情報学研究科、化学研究所、防災研究所の各研究室にて研究に従事しました。
初日のオリエンテーションでは、平島崇男 大学院教育支援機構長、石川冬木 副学長、村上章 総合生存学館長が激励のメッセージを送りました。続いて、参加学生による自己紹介の場を設け、各自の研究テーマと目標について発表を行いました。歓迎ランチにおいては、教員や総合研究推進本部(KURA)のリサーチアドミニストレーター(URA)、オフィスアシスタント(本学学生)らとの交流の機会を提供し、親睦を深めました。
滞在期間中、iPS細胞研究所(CiRA)および本学と包括連携協定を締結している島津製作所への訪問、大学院進学説明会を実施し、本学の教育・研究および日本企業における研究・開発や環境への取り組み、キャリア構築への理解を促しました。また、レベル別の日本語授業を開講したほか、京都市の協力により京和傘の老舗「辻倉」での姫和傘づくり体験を企画し、京都ならではの伝統工芸に触れる機会を提供しました。
2月19日には、成果発表会を実施し、口頭発表とポスター発表の場を設けました。その後の修了式では、オーストラリア大使館のスーザン・ジョーンズ参事官(教育・研究)より提供を受けたビデオメッセージを披露しました。プログラム期間中、参加学生たちが各研究室で真摯に取り組んだ成果を踏まえ、本学としては、将来彼らが大学院生として再来学することや、研究者として本学との連携を継続していくことを期待を寄せています。