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京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー基礎科学専攻が2025年8月に実施しました令和8年度修士課程入学試験(第1回選抜)において出題ミスがあったことが判明しました。この事実を厳粛に受け止め、再発防止のためにも深く反省して、ここに発表いたします。
1.出題ミスが生じた入試方法区分、試験科目
| 入試方法区分: | 令和8年度修士課程入学試験(第1回選抜)(エネルギー基礎科学専攻 2025年8月26日実施分) |
| 試験科目: | 専門科目(熱・統計力学) |
2. 出題ミスの内容
当該専門科目「熱・統計力学」問2設問(1)小問(c)の問題文中の数式の記載に以下の誤りがありました。
(誤) C(T)=-T(∂S/∂T)
(正) C(T)= T(∂S/∂T)
※誤りの数式である「-T」に関して、符号「-」が不要であり、正しくは「T」であった
3. 出題ミス発見の経緯
試験終了後の採点実施の際、問題文中の数式の符号に誤りがあることを採点担当者が発見しました。
4. 採点方法および受験者への周知について
- 熱・統計力学を選択した受験者全員に対して、ミスのあった問2設問(1)小問(c)の当該箇所を正解として扱い、満点とする扱いとしました。
- また、問2設問(2)小問(b)は当該箇所の影響を受けるため、問2設問(2)小問(b)についても正解として扱い、満点としました。ただし、問2設問(2)小問(a)が無回答もしくは不正解の者は、問2設問(2)小問(b)の正解に至らないので、加点しませんでした。
本学および本研究科WEBサイトへ掲載し周知するとともに、熱・統計力学を選択した受験者へ出題ミスの内容および採点上の措置をメールにより通知しました。
なお、上記の措置により、入学試験の合否結果ならびに分野配属に影響は生じません。
5. 今後の対応策
今回の出題ミスの原因を分析した上で、試験問題の作成およびチェック体制の問題点を再度見直し、対策を徹底するとともに、再発防止に努めます。
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