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2025年のアムジェン・スカラーズ・プログラムを、2025年6月6日から8月7日に実施しました。
本プログラムは、本学を含むアジアの大学に在籍する研究者を目指す理系学部生を対象とし、米国アムジェン財団の支援のもと実施している奨学金プログラムで、バイオテクノロジーに関わる次世代イノベーターの育成とサイエンス教育の発展を主な目的としています。選ばれた奨学生は、プログラムの期間中、配属された研究室にて研究活動を行います。
本年は、アジア各国から15名の奨学生を受け入れ、医学研究科、薬学研究科、工学研究科、生命科学研究科、高等研究院、総合生存学館、化学研究所、医生物学研究所の8部局、15の研究室が研究指導を行いました。研究活動の合間には京都市内観光や日本文化体験、吉田、宇治キャンパスでの研究所見学、大学院進学セミナーなどを行い、京都や本学の魅力を紹介しました。また、研究指導や文化体験などを通して、奨学生と研究室所属の大学院生との交流が深まりました。
8月1日には、本学での研究成果を発表する成果発表会を行い、口頭発表およびポスター発表を実施しました。
8月5日、6日には、本学にて、本プログラムの受入校とメルボルン大学の計5大学が参加するアジア合同シンポジウムが開催され、計58名の奨学生がポスター発表を、各大学の代表2名が口頭発表を行いました。最終日のバンケットでは優秀ポスター賞が表彰され、本学の奨学生が1位を獲得しました。
奨学生達は、本プログラムを通じ、最先端の研究設備と環境の中で、他では実現出来ない研究活動に従事し、受入研究室で新たなテーマに出会うなどの発見もありました。彼らの研究者としてのキャリアの中で、本学での貴重な経験が忘れがたいものになることと期待しています。