京都大学の学部生による研究チーム「iGEM Kyoto」が、2024年10月23日から26日までフランスのパリで開催された合成生物学の学生大会iGEM 2024 Grand jamboreeに出場し、昨年に引き続き2年連続の金賞を受賞しました。また、同時にBest Agriculture ProjectとBest Hardwareの各最終候補にそれぞれ選出され、惜しくも受賞は逃しましたが、チームとして過去最高成績にせまる高い評価を受けました。
iGEM(International Genetically Engineered Machine competition)は、2003年から米国を中心に開催されてきた合成生物学の学生研究コンテストです。21年目になる今大会では、50を超える国と地域から400以上のチームがパリのポルトドベルサイユ国際展示場に集まり、成果を競いました。リモートで参加した2,000名を含め、合計4,500名が参加する大きな大会になっています。
iGEM Kyotoは「ShowgNs」と題したプロジェクトに取り組み、農業における過剰施肥の問題を解決するため、窒素化合物を効率的に定量する無細胞バイオセンサーの開発に取り組みました。実験室での研究に加え、利害関係者への取材や市場調査、ハードウェアやソフトウェアの開発、中高生への教育活動など、幅広い活動が高く評価されました。
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