日本学術会議近畿地区会議学術講演会「女性の活躍から未来を考える」を開催しました

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 本学および日本学術会議近畿地区会議は、地域社会の学術の振興に寄与することを目的として、日本学術会議近畿地区会議学術講演会「女性の活躍から未来を考える」を2023年9月9日に、国際科学イノベーション棟およびオンラインにて開催しました。

 冒頭に、日本学術会議副会長である望月眞弓 慶應義塾大学名誉教授と時任宣博 理事・副学長の挨拶の後、日本学術会議近畿地区会議代表幹事である髙山佳奈子 法学研究科教授が本講演会の趣旨説明を行いました。

 続いて、田端泰子 京都橘大学名誉教授より「不平等社会の中で対等な生き方を求めた日本中世の女性たち」と題した招待講演が行われました。その後、最先端研究の紹介として、髙橋政代 株式会社ビジョンケア代表取締役社長が「"世界初"に挑戦するということ」、宮路淳子 奈良女子大学研究院人文科学系教授が「微細遺物から歴史の謎を解く」、村山美穂 野生動物研究センター教授が「遺伝情報を活用して野生動物を絶滅から守る」と題した講演を行いました。続いて、伊藤公雄 京都産業大学現代社会学部現代社会学科客員教授が「ジェンダード・イノベーション 〜ジェンダー視点は学術研究を変えることができるか〜」と題して、ジェンダー論に関する講演を行いました。

 講演後には、パネリストとして本学理学研究科の岡本優芽さんと大阪大学工学部の岡田侑里英さんの2名の学生加わり、小山田耕二 大阪成蹊大学データサイエンス学部学科長・教授の進行によりパネル討論を行いました。また、参加者からも多数の質問が寄せられ、活発な質疑応答が繰り広げられました。

 パネル討論後には、竹安栄子 京都女子大学長より、「京都の女性学長からのメッセージ『ジェンダー平等の実現に向けて:京都女子大学の挑戦』」と題した話がありました。最後に、三成美保 追手門学院大学法学部教授より全体総括があり、盛況のうちに終了しました。

 本講演会には約200名(うち、オンライン約140名)の参加があり、終了後のアンケートでは「女性の研究者の方々のご活躍を肌で感じることができ、とても勉強になった」、「ジェンダーに関して深く考える、良い機会となった」などの感想が寄せられました。

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望月副会長による開会挨拶
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時任理事・副学長による開会挨拶
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髙山教授による趣旨説明
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田端名誉教授による招待講演
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伊藤客員教授によるジェンダー論に関する講演
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パネル討論の様子