本学の18の附置研究所・研究センターで構成する京都大学研究連携基盤では、2023年7月29日に、「未踏科学研究ユニット報告会2023」を南部総合研究1号館・医生研1号館共同セミナー室をベースにハイブリット形式により開催し、約69名の参加がありました。
プログラム前半は、河本宏 研究連携副基盤長(医生物学研究所長)が司会を務め、辻井敬亘 同基盤長(化学研究所教授)の開会挨拶・基盤活動の紹介に引き続き、未来を切り拓く量子情報ユニットの青木愼也 ユニット長(基礎物理学研究所教授)および森前智行 副ユニット長(基礎物理学研究所准教授)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表、多階層ネットワーク研究ユニットの今井啓雄 ユニット長(ヒト行動進化研究センター教授)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表を行いました。
プログラム後半は、西山慶彦 研究連携基盤副基盤長(経済研究所長)の司会で、持続可能社会創造ユニットの長谷川健 ユニット長(化学研究所教授)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表、データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニットの三重野文晴 ユニット長(東南アジア地域研究研究所長)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表を行いました。
その後の全体討論では、研究所・センターと教育との関わりなどについて活発な意見交換を行いました。また、研究連携基盤評価委員会委員の永益英敏 総合博物館長からは「京大の多様な研究を実感することができた、これからも続けていってほしい」とのコメントがありました。
最後に現地参加の時任宣博 理事・副学長からは「京都大学第4期中期目標・中期計画でも、入れ替わりが活発な新しい領域(スモールアイランド型研究領域)を充実することとされている。この未踏科学研究ユニットの活動を通じて多様な分野の研究者が集うことで、学際的分野が創生され新原理の発見に発展することを楽しみにしている。」という総括のコメントがあり、河本副基盤長による閉会挨拶で幕を閉じました。
研究連携基盤では、このような未踏科学研究ユニットの運営や次世代研究者支援を通じて学際的研究の推進、若手・女性研究者支援を引き続き行うとともに情報発信についても尽力していきます。