〈新しい文化政策プロジェクト〉が提言「社会の分子ではなく、分母としての文化政策」を公表しました

 佐野真由子 教育学研究科教授が主宰する〈新しい文化政策プロジェクト〉は、2023年3月4日に公開フォーラム(於・京都大学芝蘭会館)を開催し、提言「社会の分子ではなく、分母としての文化政策」を公表しました。

 〈新しい文化政策プロジェクト〉は、2019年、本学学際融合教育研究推進センターの支援により、自主的な研究グループとして発足しました。提言は、本研究グループによる3年間の議論を経て、この度公表する運びとなりました。 

 前文と7つの柱からなる提言は、文化政策を縦割り行政の小さな一角として(社会の分子として)捉える従来の発想を脱し、「人々の生き方全般の基盤となる、社会のあり方についての大きな方針」としての(社会の分母としての)文化政策を構想したものです。学問的には、歴史学はもとより、文理を問わずあらゆる分野にまたがる、総合的な知をもって取り組むべきものが文化政策であるとしています。

 公開フォーラムには、会場・オンライン合わせて全国各地から多様な職業・専門分野の方が参加し、闊達な意見交換が行われました。

 提言「社会の分子ではなく、分母としての文化政策」

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 新しい文化政策プロジェクト