令和3年度国際危機管理・国際法務講習会を実施しました

　国際戦略本部は、令和3年度国際危機管理・国際法務講習会をライブおよびオンデマンド配信で実施しました。同講習会は、国際交流活動において教職員に必要な知識の習得等を目的として2018年度より実施しています。河野泰之 副学長（国際戦略担当）・国際戦略本部長ら教職員延べ414名が参加しました。

　第1回（2022年1月28日）は、世界中に感染が拡大している新型コロナウイルス感染症の影響により、渡航中の安全対策の一層の強化が求められる中、コロナ禍における現地安全情報の調べ方や、海外における最新の危機事例等について、内藤智行 日本アイラック株式会社 クライシスソリューション事業部長らを講師として講習を実施しました。受講者からは、安全情報収集時の注意点や、渡航時に想定される懸念事項について、危機事例を交えて講義いただき、国際交流の再開に向けて大変役立つ内容であったとの声が寄せられました。

　第2回（2022年2月9日）は、黒田佑輝 弁護士法人大江橋法律事務所 パートナー弁護士を講師としてお招きし、主要国の個人情報保護法制や、国際シンポジウムの実施、留学生リクルーティング活動等の国際交流活動における実務対応についての講義を実施しました。受講者からは、留学フェアにおける個人情報の収集、ウェブサイトの分析ツール使用時の個人情報の収集などについて活発に質問が寄せられた他、講師による解説で現在各国で進められている個人情報保護制度に関する理解を深められた、との声が寄せられました。

　国際戦略本部では、今後も引き続き本学の国際的な活動の基盤をより一層安全で強固なものとするよう、教職員に必要な知識の習得等を目的とした講習会を実施していきます。