医学部附属病院で令和元年病院長賞表彰式を挙行しました。(2020年5月8日)

公開日

医学部附属病院は、令和元年病院長賞表彰式を挙行しました。

この病院長賞は、同院における教育、研究、診療、管理運営等について、極めて顕著な貢献があったと認められる若手教職員または診療科等を表彰する制度として設けられたもので、個人および団体の推薦の中から3組の受賞者を決定し、表彰しました。

表彰式では、宮本享 医学部附属病院長より表彰制度設立の趣旨および受賞者の選出方法について説明の後、続いて3組の受賞者と受賞内容についての発表があり、表彰状が授与されるとともに、祝辞が述べられました。

受賞した団体の代表者

令和元年病院長賞受賞内容

  1. がんゲノム医療チーム
    がんゲノム医療中核病院として、我が国におけるモデルとなるがんゲノム医療診療体制を構築した。
    1. 自由診療および保険診療でのがんゲノム医療提供に関して、関連部署と連携し円滑なワークフローを構築した(患者・家族からの問い合わせへの対応、院外紹介患者の対応、診療の流れ、検体の流れ、会計の流れ、レポートの流れ、エキスパートパネル開催の流れ、治療の流れなど多岐にわたる)。
    2. 西日本を中心とした28のがんゲノム医療連携病院とのエキスパートパネル(専門家会議)を毎週開催するとともに、連携病院に対するがんゲノム医療実施体制構築の支援と人材育成を行った。
    3. がんゲノム情報管理センター(C-CAT)ヘの臨床情報登録に関して、ヒューマンエラーをなくすためのシステムを構築した。
    4. 保険診療でのがんゲノム医療に関する病院負担をなくすための「預かり金制度」を構築した。
    5. がんゲノム特別外来を新設し、院内におけるがんゲノム医療実施の実務的支援をした。
  2. 特定共同指導対策WGメンバー
    当WGメンバーは、適正な保険診療を行う保険医療機関としての質の向上をミッションとし、医療者に対し保険医療機関の保険医の行うべき保険診療についての啓発と具体的な指導を行う活動に取り組み、9月に行われた厚生労働省による特定共同指導において「適正な保険診療の実施に取り組んでいることをよく理解することができた」との評価を得たことは当WGの活動の評価でもあり、医学部附属病院が行う保険医療機関としての保険診療の質の向上に貢献した。
  3. II 期病棟(中病棟)移転WGメンバー
    中病棟の竣工、移転において、中心的役割を果たした。
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