2019年度 災害対策訓練を実施しました。(2020年1月16日)

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医学部附属病院では、同院における災害発生時の初動対応の再確認および多数傷病者受入れに必要な知識・技能の維持・向上をはかるため、災害対策訓練を実施しました。訓練には、100名を超える多数の教職員、医療スタッフが参加しました。

平日昼間(13時30分頃)に震度6弱程度の地震が発生し、同院に大きな被害はないが、多数の傷病者の来院が想定されるという想定で、(1)災害対策本部設置・運用訓練、(2)トリアージエリア設置・運用訓練、(3)多数傷病者受入・医療救護訓練、(4)国立大学病院災害対応バックアップシステム訓練、(5)他病院からのDMAT隊派遣に係る受入想定訓練、(6)安否確認/登院可否報告メールの運用訓練、(7)BCPに基づく診療継続訓練、(8)原子力災害を想定した訓練を実施しました。

トリアージエリアにおいては、トリアージ本部および各トリアージエリア(一次トリアージエリア・赤エリア・黄エリア)のリーダーによる指揮の下、傷病者に対する一次トリアージおよび二次トリアージの実施、災害カルテや傷病者リストの記入、各エリアでの診察、処置および病棟への連絡などを実施しました。

また、原子力災害を想定した訓練では、傷病者受入れから除染、治療までの一連の流れについて訓練を実施しました。

災害対策本部においては、災害対策本部長である宮本享 医学部附属病院長の指揮の下、各病棟等から提出される発災時報告書やチェックリストの収集および整理、院内外被災情報の収集、要解決事項や要請事項に対する対応の検討、各エリアの担当と関連部署間の連絡や調整、EMIS(広域災害医療情報システム)入力、空床の確認、医薬品の在庫確認および国立大学病院災害対応バックアップシステムの運用、安否確認/登院可否報告メールの運用訓練等を行いました。

医学部附属病院は、京都府災害拠点病院(2015年4月1日指定)として、今後も継続的に災害対策訓練を実施することにより、災害対応力の強化を図っていきます。

傷病者の診察を行う赤エリアのスタッフ

原子力災害を想定した訓練

要解決事項への対応方針を検討する災害対策本部長等

各部署からの情報を確認する災害対策本部要員

関連部局