高等研究院は中原大学薄膜技術研究発展センターと部局間学術交流協定調印式を行いました。(2018年3月16日)

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高等研究院は台湾の中原大学薄膜技術研究発展センターとの部局間学術交流協定の調印式を、高等研究院本館にて行いました。

中原大学は、1955年台湾桃園市に設立され、理学院、工学院、商学院、設計学院、人文教育学院、法学院、電機情報学院の7つの学部・大学院から構成される私立総合大学です。薄膜技術研究発展センターは、2000年に中原大学内に設置された研究センターで、基礎研究を通して薄膜の最先端技術を進歩させ、高性能な薄膜を製造するための新しい技術を提供し、薄膜の新しい応用技術の開発と、膜選択および膜関連技術における産業コンサルティングを行っています。

薄膜技術研究発展センターとは、2017年10月に同院物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)の研究者らが同センターを訪問し、台湾において共同でシンポジウムを開催するなど、交流を重ねてきました。本協定により、共同研究、研究者交流など、更なる学術交流の活発化が期待されます。

調印式には、本学からは、森重文 高等研究院長、影山龍一郎 iCeMS副拠点長、鈴木淳 同副拠点長、橋田充 同研究支援部門長、イーサン・シバニア 同教授、松井一純 高等研究院担当部長と、台湾側からは、Yung Chang 中原大学薄膜技術研究発展センター長、Da-Ming Wang 台湾大学兼中原大学薄膜技術研究発展センター教授、Kevin CW Wu 同大学教授、Che-Wun Hong 清華大学教授が出席し、森院長、Changセンター長が協定書に署名しました。

また調印式終了後には、高等研究院本館にて学術セミナーが開催され、iCeMSおよび薄膜技術研究発展センター両機関の紹介のあと、Changセンター長が「Design and Development of Bio-inspired Zwitterionic Membranes for Advanced Healthcare Potentials(高度医療の可能性のための生体模倣双性イオン膜の設計と開発)」と題して、学術講演を行いました。約50名の参加者は熱心に聞き入るとともに、講演後は活発な質疑応答が行われ、盛況のうちに終了しました。

左から、森院長とChangセンター長

調印式後の集合写真

講演するChangセンター長

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