平成30年度京都大学大学院工学研究科化学工学専攻修士課程入学試験における出題ミスについて

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※「1.出題ミスの内容」 の問題文を見やすくしました(2017年8月31日)。

このたび、平成30年度工学研究科化学工学専攻修士課程の入学試験問題の一部に出題ミスがあることが判明しました。

この事実を厳粛に受け止め、深く反省し、ここに発表します。

1.出題ミスの内容

平成29年8月21日(月曜日)に実施した工学研究科化学工学専攻修士課程入学試験における筆答試問において、「専門科目1」問題Vの問題文中、以下のとおり表記が間違っていることが判明した。

2.出題ミス発見の経緯

化学工学専攻の募集人員は34名で、48名が専門科目1を受験した。

8月21日の9時から11時30分に、専門科目1(400点満点)の試験を実施し、試験実施中に受験者から問題内容に関する質問はなかったが、同日16時から面接を実施したところ、複数の受験者より「専門科目1」問題Vの問題文書について質問があり、出題者で確認した結果、問題表記の誤りが判明した。

専門科目1は、7つの大問のうち4問を選択することとしており、問題Ⅴ(配点100点)を28名が選択した。

3.採点方法および受験者への周知について

「専門科目1」問題Vについては、当初の表記では、受験者が正解を導きづらい状況が生じることを確認した。同問題を選択した受験者に不利益が生じず、かつ、選択しなかった受験者に対しても公平性が保てるように、当該問題の採点および合否判定を行った。

受験者には、出題ミスの内容および採点上の措置を文書にて通知する予定である。

4.チェック体制と出題ミスの起こった原因について

問題については、科目出題委員と問題作成に携わっていない教員で内容を最終点検したが、ミスの発見には至らなかった。

5.今後の対応策

工学研究科では、出題ミス防止について努力しているところであるが、今回このようなミスが起こったことは大変遺憾である。

今後は工学研究科で策定した出題ミス防止のための入試問題点検チェックマニュアルを徹底し、従来の試験問題の作成・点検体制の実効性をあげる事に取り組む。