清野裕名誉教授が2016年Harold Rifkin Award for Distinguished International Service in the Cause of Diabetesを受賞しました。(2016年6月6日)

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清野裕名誉教授がAmerican Diabetes Association(アメリカ糖尿病学会・協会)の2016年「Harold Rifkin Award for Distinguished International Service in the Cause of Diabetes」を受賞しました。

同賞は、世界規模で糖尿病の脅威の認知を高めることを支援し、糖尿病関連団体の連携促進に尽力されたHarold Rifkin医師の功績を称えて創設された賞で、国際的な糖尿病対策に傑出した功績を挙げた人や糖尿病患者の生活や糖尿病医療を向上させるために世界規模で糖尿病の脅威の認知を高めることに貢献した人を顕彰するものです。

清野名誉教授は、アジア地域の糖尿病患者のために、糖尿病治療の標準化と患者教育の重要性を提唱した先駆者として、糖尿病研究と国際的な糖尿病対策において多大な貢献を果たすとともに、永年の研究により、アジア人の2型糖尿病はインスリン抵抗性よりもインスリン分泌障害により特徴づけられることを明らかにしてきました。さらに、インスリン分泌障害を是正しうるインクレチンの生理学的研究を発展させ、インクレチンの作用にもとづくインスリン分泌促進薬の開発に大きく貢献しました。

表彰式は、2016年6月10~14日にアメリカ・ニューオリンズで開催される第76回ADA年次学術集会の期間中に行われます。

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