望月拓郎 数理解析研究所教授が国際数学者会議(ICM)で基調講演を行いました。(2014年8月20日)

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望月拓郎 数理解析研究所教授が、8月13日~21日に韓国のソウルで開催された国際数学者会議(ICM)で基調講演を行いました。同会議は4年に1回開催され、開会式では数学におけるノーベル賞といわれるフィールズ賞等が授与されます。今回、望月教授は21人の基調講演者の1人に日本人で唯一選出されました。

望月教授の基調講演は、「Wild harmonic bundles and wild pure twistor D-modules(調和バンドルと純ツイスターD-加群の研究)」という題目で行いました。望月教授はこの理論によって、柏原正樹 京都大学名誉教授が提案した難問「柏原予想」を解決し、内外で高く評価されています。また、これらの壮大な結果は21世紀の数学の基盤の一部になると期待されています。

また、同会議では熊谷隆 同研究所教授が招待講演者として講演を行いました。

講演する望月教授

ICM2014の基調講演会場全景

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