人文科学研究所では、恒例の夏期講座「名作再読」を開催します。
今回は、「我思う、ゆえに我あり」で近代哲学を切り拓いたフランスのルネ・デカルト(1596年-1650年)、インドから唐代の中国に仏典を携えて翻訳し、今でも「三蔵法師」の名で親しまれている玄奘三蔵(602年-664年)、そして「第三の新人」としてデビューし、戦後日本を代表する小説家の一人である安岡章太郎(1920年-2013年)の著作や伝記を取り上げます。
なお、今年度は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、参加人数を減らした会場での講演と、Zoomウェビナーでの同時中継によるオンライン配信を実施します。
これまでの価値観が大きくゆらぐ今だからこそ、読書によって古今東西の世界を縦横に行き来して、今を生きる思索の手がかりをみつけていきたいと思います。
みなさまのご聴講をお待ちしています。
基本情報
- 吉田キャンパス
- オンライン
人文科学研究所本館 1階 セミナー室1(本部・西部構内マップ[38])およびオンライン(Zoomウェビナー)
- 新型コロナウイルス感染症の感染状況によって、会場での対面開催を中止するなどの変更が生じる可能性があります。
- 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
現地会場:先着15名
オンライン:1000名
無料
イベント内容
講師・講演題目
- 佐藤淳二 人文科学研究所教授(専門:ヨーロッパ思想史、フランス18世紀思想)
「デカルト『方法叙説』を読み直す ―「私」と「方法」」 - 倉本尚徳 人文科学研究所准教授(専門:中国仏教史)
「玄奘三蔵の伝記を読み直す ―帰国後の行跡を中心に」 - 藤野志織 人文科学研究所助教(専門:フランス文学)
「疚しさの澱、安岡章太郎短篇作品の魅力を探る」
申し込み
1. 現地会場での参加
以下のアドレスまで、氏名を明記のうえメールにてご連絡ください。
E-mail: z-academy*zinbun.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
2. オンライン視聴
以下のリンクから事前登録をお願いします。
ウェビナー登録 - Zoom
登録いただいたメールアドレスに追って視聴用URLが送付されますので、シンポジウム当日はそちらのURLにアクセスください。
現地会場:定員に達し次第、締め切ります。
オンライン:イベントの終了時まで受付可能。
備考
主催: 京都大学人文科学研究所
京都大学人文科学研究所 総務掛
Tel:075-753-6902(平日9時00分~17時00分)
E-mail:z-academy*zinbun.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)