西阪 昇(にしさか のぼる)

財務・施設・環境安全保健担当

特命事項
財務企画、財務戦略、資金管理・運用、財源確保・創出、教育・研究施設、福利厚生施設、キャンパス計画・整備、交通

メッセージ

財務体質の強化と愛着と誇りを持てるキャンパスづくり

平成24年10月1日付けで、引き続き財務・施設の担当と新たに環境安全保健担当理事・副学長に就任いたしました。

昨今の国立大学を巡る状況は大変厳しいものがあり、特に、これからの数年は、財務的にはこれまで以上の厳しい状況が予想されます。このような中、大学のアクティビティを衰えさせることなく、より発展させていくためには、予算の有効配分、効率的運用を始め、これまでの各種システムの見直しが必要であります。また、より経営的センスを持って大学運営に当たり、新たな発想により多様な新しい財源の獲得・創出を図っていくことも、大きな課題だと認識しており、こういう面にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。

大学キャンパスの施設・環境は、大学の顔というべきものであり、そこに立った時、大学の持つ歴史や風格が自然と感じられるとともに、“京大らしさ”が随所に見られるものにしていく必要があると考えております。

また、3万人に近い学生や教職員が、それぞれ様々な活動を行いながら日々の大半を過ごす場である大学は、若者を中心としたひとつの町ともいうべきものであり、その本来の活動の場である教育研究スペースの整備充実はもちろんのこと、文化芸術、スポーツ活動や仲間と一緒に飲食や語らうなど安全で快適に過ごすことのできるキャンパス環境の充実も必要だと思っております。

大学が持っている様々な施設・資産は、一般の方にとって、大変魅力的なものが多いと思います。隔地の施設を含め、一般の方々に、京都大学の活動をより知っていただくためにも、施設・資産の一般開放も積極的に進めたいと思っております。

京都大学で過ごす人にとって、愛着と誇りを持てるキャンパス、また、大学外の多くの人から、あこがれを持って見てもらえる大学づくりを施設・環境のハード面からも進めていきたいと考えております。

いずれの事柄につきましても、関係の教職員の皆様はもちろんのこと、これからの社会を担う若者である学生の皆様の声も積極的にお聞きし、取り組んでいきたいと存じます。

皆様と力を合わせて、この京都大学を世界の中で一層魅力のある大学にしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。