時任 宣博

時任 宣博(ときとう のりひろ)

研究、評価、産官学連携担当
副学長

メッセージ

 この度、研究・評価・産官学連携担当の理事・副学長を拝命いたしました。私は、平成12年に京都大学化学研究所・教授として着任以来、有機元素化学研究領域(理学研究科化学専攻協力講座)にて、元素化学的視点から物質創製化学の研究・教育を行って参りました。その間、化学研究所所長を通算7年半務めました他、次世代開拓研究ユニット長、自然科学域長、統合化学系長、附属図書館宇治分館長、国際高等教育院副院長、そして研究連携基盤長等を務め、種々の組織運営に携わってきました。全学的には、企画委員会委員、学域・学系制度検討WG委員、指定国立大学法人検討WG委員、戦略調整会議委員などの大学運営に関連した多数の委員会委員としての活動経験があります。これらの経験を活かし、全ての教職員・学生の皆様のご協力を頂きながら、本学のさらなる発展にむけて全力を尽くす所存です。

 京都大学は、創立以来堅持してきた自由の学風のもと、多様な構成部局に属する教職員・学生の努力により、多岐に亘る学術分野の教育・研究を推し進め、国内外に誇る総合研究大学として発展しており、その先進性、独創性は、世界的に卓越した知の創造と行動力豊かな有為な人材の輩出につながっています。これらを踏まえ、私の担当所掌の各事項については、下記のように進めていきたいと考えております。

 まず、研究面におきましては、多様な学術分野を包含する総合研究大学である京都大学が、世界に誇る統合学術府としてさらに大きく飛躍できますように、各部局・学系の特色に配慮しつつ、多分野共同体としての研究活動を大いに支援・推進し、研究力強化を推進したいと思っています。さらに、京都大学の研究力を正当に評価して頂けるように国内外への発信力を強化したいと考えています。

 次に評価に関しましては、喫緊の重要課題として、第4期の中期目標・中期計画の策定が控えておりますので、本学の教育研究の推進体制の現状と問題点を十分に検証し、新たな教育研究体制、運営体制の構築を目指す計画を立案すべく努力致します。また、各種の評価実施にあたっては、各部局、構成員の方々との真摯な対話を通じてその意見を幅広く収集し、評価疲れの解消を図りつつ効率的かつ有益な評価につながるよう改善を目指します。

 産官学連携に関しては、本学の未開拓研究シーズの発掘と研究成果の社会還元を推進すべく、国の各種施策への積極的参加と民間からの興味・要請を踏まえた協働を可能にする制度の設計・運用を着実に実行し、本学の先進的かつ独創的な成果および卓越した研究者の活用を推進します。また、本学の知的財産確保に努め、技術移転活動を促進します。加えて、官民イノベーションファンドを基軸としたベンチャーの育成・支援、本学発の起業による社会還元を積極的に推進します。

 以上のいずれの所掌も重要事項でありますが、研究教育の現場で活躍される学生・教職員の一層の活動環境向上と本学の総合研究大学としてのさらなる発展に貢献できますよう、湊総長のリーダーシップの下微力を尽くす所存ですので、皆様のご協力、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。