京都大学稲盛財団記念館竣工披露会 挨拶 (2008年10月31日)

第25代総長 松本 紘

松本総長  秋景麗しき本日、稲盛財団記念館竣工披露会の開催にあたり、まずもって本記念館を建設され御寄附くださいました稲盛財団理事長の稲盛和夫様に、格別の御礼を申し上げます。
  また、本会ために遠路はるばるお越しいただきました坂田東一文部科学審議官、大変お忙しい中、ご出席くださいました山田啓二京都府知事、門川大作京都市長、尾池和夫京都大学前総長をはじめとするご列席の皆様にも厚く御礼申し上げます。

  本日のお披露目させていただきますこの建物は、「京都大学が我が国を代表する学問の府として、地域社会はもとより、世界社会に対して21世紀の更なる学術・文化の発展に貢献していくこと」を共通の理念として、稲盛財団と京都大学の合意に基づき誕生したもので、稲盛財団の学術・文化振興への深い理解の賜として本学の歴史に新たな彩りを加えるものです。

  この建物の1階に開設された「京都賞ライブラリー」は歴史ある国際賞である京都賞が社会に果たしている役割について、大学を訪れる学者、研究者、文化人および将来を担う子ども達を含む一般市民の皆様に広く紹介するための施設として、建物とともに稲盛財団から御寄附いただいたものでございます。

  また、同じく1階に開設しました「研究資源アーカイブ映像ステーション」は、京都大学の伝統であるフィールド研究や海外学術調査で収集された映像、フィールドノート、永年にわたるキャンパスでの教育・研究で紡ぎ出されてきた文字資料や画像、音声などの資料など、京都大学の研究資源のうち、学術探検やフィールドワークをはじめとする記録を映像で鑑賞できる場所であります。
  さらに、2階、3階には大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、東南アジア研究所、地域研究統合情報センター、こころの未来研究センター、アフリカ地域研究資料センターの5部局に新たな教育研究環境の格段の整備が実現いたしました。

松本総長と稲盛理事長  本学といたしましては、京都賞ライブラリーとともに学術研究の醍醐味を発信する機能を併せもつ稲盛財団記念館を、本学の教育研究や国際交流および地域の交流を推進する中核拠点として、広く社会に開かれた大学の象徴として運営していく所存です。

  また、本日の竣工に至るまで、地域の住民の皆様はじめ、関係各位の皆様方には様々なお力添えをいただきましたことをこの場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

  最後に、今後の京都大学の新たな教育・研究活動拠点として、この稲盛財団記念館が多くの人々に活用され京都大学の活気の源となることと祈念してご挨拶とさせていただきます。

当日の様子

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