京都大学孜孜賞表彰式を開催しました。(2013年6月27日)

 本学における教育、研究、社会貢献等の業績が極めて顕著であると認められた本学教員を表彰することにより本学の一層の発展を期することを目的として、平成24年11月に創設した京都大学孜孜(しし)賞の第1回目の表彰式を百周年時計台記念館で開催しました。受賞者は以下の通りです。(50音順)

所属 職位 氏名 受賞理由
環境安全保健機構 特定教授・機構長 大嶌 幸一郎 環境安全保健機構長として、安全で安心な教育、研究、医療活動の場を確保する取り組みとして、本部構内の交通安全対策を行い、長年の課題であった自動車の入構規制や駐輪場の整備を積極的に推し進め大学の管理運営に多大な貢献があった。
総合生存学館 特定教授・学館長 川井 秀一 広範な諸学を俯瞰できる能力を備え、自らの高い専門性を社会の課題解決のために展開できる幅広い知識とそれらを統合・融合し実践展開できる新たな能力を備えた次世代を担うグローバルリーダー人材の育成を行うため、既存の枠を超えた新たな教育課程を備えた総合生存学館の創設に多大な貢献をした。
物質-細胞統合システム拠点 教授・拠点長 北川 進 ナノ材料開発による先端先進研究の推進
アジア・アフリカ地域研究研究科 教授 小杉 泰 中東地域研究、イスラーム学の研究において、原典研究に基づく研究方法の理論化と原典そのものの収集、および歴史と現代を架橋する連続的視座や政治・法・社会・経済を結びつけた総合的地域研究の視座の提示により、地域研究の基盤整備と発展、特に日本の中東地域研究とイスラーム学の拡大・発展に寄与した。
医学研究科 教授 長田 重一 アポトーシス、細胞死の分子機構・生理作用を解析し、癌や自己免疫疾患など種々のヒトの病気に関与していることを示した。
iPS細胞研究所 教授・研究所長 山中 伸弥 人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発

 最初に、江﨑信芳 理事・副学長(総務・企画・情報環境担当)が開会の辞を述べ、引き続き、松本紘 総長が受賞者に表彰状と副賞を授与しました。次に松本総長が受賞者への祝辞を述べました。

 最後に、江﨑理事・副学長が閉会の辞を述べました。その後、記念撮影と懇談を行い、終始盛会のうちに終了しました。

 なお、当日欠席の長田重一 医学研究科教授については、2013年7月5日(金曜日)に総長応接室で別途表彰式を開催しました。

左から長田教授、山中研究所長、川井学館長、小杉教授、北川拠点長、大嶌機構長
左から長田教授、山中研究所長、川井学館長、小杉教授、北川拠点長、大嶌機構長
記念撮影の様子(2013年6月27日)
記念撮影の様子(2013年6月27日)
記念撮影の様子(2013年6月27日)
記念撮影の様子(2013年7月5日)