留学先でのお金の管理

留学先でのお金の管理

生活をする上で、お金がないことほど心細いことはありません。また盗難等もありえますから、しっかりとした管理を心がけましょう。

携行外貨

渡航をするときに自分で持っていく外貨を携行外貨といいます。米国やアジアではドルで持っていくことが多く、欧州であればユーロで持っていくことが多いです。外貨は日本の銀行で買うことが出来ますが、大きな支店でないと外貨を置いていない店が多いので、あらかじめ相談をしておいてください。

外貨は、現金およびトラベラーズチェックで持っていくことができます。

現金はどこでも使えて便利ですが、盗難にあうと戻ってきません。トラベラーズチェックの場合は、盗難にあっても手続きをすれば、未使用分の払い戻しを受けることができます。あらかじめ使用方法をよく読んでおいてください。

現金・トラベラーズチェックは、渡航先で開設する銀行口座に入金することができます。盗難を避けるためにも必要な小銭を残して入金をしておきましょう。

口座の開設

現地の銀行に口座を開設します。米国では小切手の使用が日常茶飯事で、個人の支払いに小切手がよく使われます。銀行に口座を開設すると、ATMカードや小切手を渡されます。欧州では、小切手を使うフランス、あまり使わないドイツなど、国によって事情が異なります。小切手に慣れるまでは、記入方法などに注意して使いましょう。

口座への送金

国内のご家族から海外の自分の口座に送金をしてもらうことができます。その時、送金先の銀行についての詳しい情報が必要になるので、あらかじめ送金元の銀行で確認しておき、送金先の銀行コードや口座番号に加えてどんな情報が求められるのかを調べておきましょう。銀行からの電信送金は一回に5000円ぐらいの手数料がかかりますが、通常は2-3日で入金されます。郵便局からの送金では、手数料は安いですが、10日以上かかるときがあります。

いずれにしても海外送金には思わぬトラブルが起こることがあるので、余裕を持った送金をするようにしてください。

インターナショナルカード

多くの都市銀行ではインターナショナルカードを発行しています。これは海外の銀行などで日本のATMのように現金を引き出せるものです。発行手数料や使用料も送金に比べると安くなっていますが、発行銀行は「絶対に引き出しができる」ことを保証しておらず、渡航先で使えない場合がありえます。国が違えば事情も違い、計算どおりにいかないことはたくさん起こりますので、いつも「万一」の備えを忘れずに、トラベラーズチェックなどの代替策も携行して渡航してください。