木谷 雅人

木谷 雅人

木谷 雅人(きたに まさと)

総務・人事・広報担当(副学長)

特命事項
事務総合調整、労務、電子事務局
その他の所掌事項
事務改革、情報環境機構(電子事務局)、リスク対応、社会連携・渉外(地方自治体、大学コンソーシアム京都等)、全学同窓会

なんでも意見箱(学内専用)

メッセージ

着任して半年になりますが、様々な個別の課題や事件への対応に追われ、あっという間に過ぎてしまったというのが率直な感想です。新年度を迎え、心を新たにして中長期的な見通しの上に本格的な改革に取り組んでいきたいと思います。引き続き主に総務・人事・広報を担当するとともに、新たに特命事項として事務改革を担当することになりました。具体的には特に次の点に力を入れる所存です。

第一に、事務改革については、本間前理事が精力的に陣頭指揮を行って道筋をつけていただきましたが、実質的な改革を実行し定着させていくのはこれからです。事務改革というと事務の簡素化や効率化だけに目が向きがちですが、それは出発点であって究極的に目指すところは、全職員が大学の将来のために何が必要かを考え、戦略的かつ創造的に仕事に取り組んでいく風土を確立することだと考えています。そのためには各職場の中で、あるいはその枠を超えて若手からベテランまでの職員が協力し合って、具体的な改革方策を主体的に検討し実行していくことが必要です。私自身も、これからできる限り実際の職場に入って対話を行うよう努めてまいります。

第二に、人事・労務については、現下の国の財政状況や公的セクターに対する国民の厳しい目の中で、給与構造改革などについて大変困難な決定をせざるを得ませんでした。しかしながら、上述の事務改革と併せ、働きがいのある生き生きとした職場づくりを目指して、個々の職員の能力や実績の的確な評価を踏まえた処遇改善と人材登用、目標管理の導入による組織ミッションの明確化と上司・部下間のコミュニケーションの促進、多様な要請に応えられる柔軟な雇用形態の導入などの人事制度改革に積極的に取り組んでまいります。

第三に、広報については、法人化や高等教育のグローバル化の中で重要性がますます増大しています。これまでの伝統や知名度に安住することなく、京都大学の優れた教育研究活動や社会貢献が全国的さらには国際的に広く認識されるよう、戦略的かつ効果的な広報活動を進めていきたいと考えています。具体的には、ホームページや広報誌の充実はもちろんですが、今年度はメールマガジンの発行、東京における全学的なフォーラムの開催などにも取り組んでまいります。また、並行して全学同窓会の組織化も進め、京都大学の発展を支える人の輪を広げていきたいと思います。

以上に述べたところを基本として、尾池総長のリーダーシップの下で、最大限の努力をしてまいりますので、引き続き皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

過去に掲載したメッセージ

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