京都大学メールマガジン Vol.83

京都大学メールマガジン Vol.83

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          京都大学メールマガジン vol.83
           http://www.kyoto-u.ac.jp/
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┌───┐ 2012年11月より内容をリニューアル。毎号、大学のトピックス、
│\■/│ イベント情報、意外なマメ知識など多彩な情報をお届けします。
└───┘ ★メルマガ限定コラム【京大の「実は!」】もお楽しみください!

[2013年5月24日号 目次] ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

■1. トピックス
■2. 理事からのメッセージ【財務・施設・環境安全保健担当理事・副学長 西阪 昇】
■3. ニュース
■4. イベント情報
■5. 京大の「実は!」(Vol.7 京都大学の「楽友会館の実は!~(1)前編・施設紹介~」)
■6. 研究情報
★☆ 広報コラム
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 ■1.トピックス 
 大学文書館 常設展「第三高等学校の歴史」を開催中
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 大学文書館では、百周年時計台記念館1階歴史展示室で、常設展「第三高等学校の歴史」を開催しています。
 第三高等学校(三高)は、1869(明治2)年に化学・物理の学校として大阪に開講した舎密局(せいみきょく)を始まりとし、その後、何回かの制度の改編を経て1889年に京都に移転し、1894年に第三高等学校という名称になりました。以後、戦後の教育改革のなかで本学に統合されるまで、三高は、京都という歴史と文化の街で独自の「自由の校風」を築いてきました。
 このたび大学文書館は、三高の貴重な資料と精神を永く後世に継承するため、折田彦市胸像、高橋是清揮毫の第三高等学校銘板、舎密局創立の起源が記された書面など数々の貴重な資料を常設展示することにしました。
 なお、歴史展示室では、常設展「京都大学の歴史」、テーマ展「時計台の昔と今」、企画展(随時)もあわせて開催しています。多くの方のご来場をお待ちしています。

・場所:京都大学百周年時計台記念館1階 歴史展示室
・開催時間:9時30分~17時00分
・入場無料
・休室日:毎月第1月曜日(第1月曜日が祝日の場合は第2月曜日)および年末年始(12月28日~翌年1月3日)

 詳しくはこちらをご覧ください。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2013/130501_1.htm

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 ■2.理事からのメッセージ
 【財務・施設・環境安全保健担当理事・副学長 西阪 昇】
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 新入生の皆様へ

 4月に入学された新入生の皆様も、大学に慣れて自分のペースで大学生活を過ごされていると思います。
 私は、1979(昭和54)年に本学法学部を卒業後、文部省(当時)に入省し、2010(平成22)年8月から現職を勤めています。30年以上前の私の学生時代とは、いろんな点で様変わりしていると思いますが、もう一度京大生になったらこうしたいという、昔の学生時代の自省を込めた希望を述べて、新入生の皆様へのエールとしたいと思います。
1 将来の自分の姿を見つめる
 私は、大学に入ってからも社会で働くということがなかなかイメージできず、就職活動も中途半端となり、結局1年留年して消去法の形で公務員となりました。留年したこと、公務員になったことを後悔するものではありませんが、自分の進路をもっと早く見つけていれば、大学の4年間をもっと目的意識を持って過ごせたのではないかと思っています。
 人生の中で、学生時代ほど、自分の「時間」を自由に使える時期はありません。4年間というのは、長いようであっという間です。万人に平等に与えられている時間を漫然と過ごすのではなく有意義に使うためには、将来の自分の姿を見つめるという作業を自分の中でできるだけ早くした方がいいと思います。
2 知の宝庫にいる贅沢
 京都大学には、あらゆる学問分野がそろっており、その中で、世界の第一線で活躍する研究者が身近に数多くいます。このような先生方の話を直接聞ける機会というのは、社会に出てからはなかなかありません。自分の所属する学部以外にも目を広げて、学問の広さと奥深さを実感してください。同じ授業料を払っているのですから、この贅沢を活用しないのは、大変もったいないことです。
3 京都という街・日本文化の奥深さ
 私も学生時代、名所と言われる所はずいぶん回ったつもりでしたが、今、再び、京都に住んでみて、学生の頃は、京都という街のほんのうわべしか見ていなかったことに気づきました。千年の都と言われる歴史の中で蓄積された日本文化をこれだけ味わうことができる街は他にはありません。自分が生まれ育つ日本という国のことを充分知ることは、これから世界に羽ばたく皆様にとって必ず役立つことと思います。
 若い皆様には、無限の可能性、潜在的能力があります。それを開花させるために、この京都大学を最大限に活用してください。

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 ■3.ニュース
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 京都大学の最新のニュースを紹介します。

○三嶋理事・副学長、松沢霊長類研究所教授らがブータン王立大学との大学間学術交流協定締結のためブータンを訪問しました。
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 5月3日~6日、三嶋理晃 理事・副学長、松沢哲郎 霊長類研究所教授、松林公蔵 東南アジア研究所教授ほか、本学関係者一行が、ブータン王立大学との大学間学術交流協定締結のため、ブータンを訪問しました。
 本学とブータンの交流の歴史は古く、1957年にAshi Kesang Choden Wangchuk 第3代ブータン国王王妃殿下が来日した際に、桑原武夫 教授および芦田譲治 教授が対応されたことに遡ります。

 詳しくはこちらをご覧ください。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2013/130506_1.htm

 ▼その他のニュースはこちらからご覧いただけます。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja?type=monthly&;news=on

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 ■4.イベント情報
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 京都大学では、様々なジャンルのイベントを多数実施しています。

○進学ステーション 山陰地区 国公立・私立大学進学相談会
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 高校生と保護者のための学科・学部・大学発見イベント「進学ステーション」に本学も大学個別相談コーナーを設置します。学部・学科のこと、学生生活のこと、入試のことなどお気軽にお尋ねください。

【米子会場:米子全日空ホテル 2階 飛鳥の間】
 2013年6月14日(金曜日) 16時00分~19時00分
【松江会場:くにびきメッセ 1階 大展示場】
 2013年6月15日(土曜日) 13時30分~16時30分

 詳しい内容はこちらをご覧ください。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2013/130615_1.htm

○人文研アカデミー2013 レクチャー&コンサート「モダン・ジャズの技法と論理」(2013年6月20日(木曜日)開催・申込不要)
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 ジャズは単なるインスピレーションの音楽ではありません。霊感の赴くまま指を走らせればアドリブ演奏が流れ出してくるわけではなく、そこには高度の理論とロジックがあります。
 どんなハーモニーを、リズムを、音色を使えばジャズになるのか。今回のアカデミーでは大阪在住の素晴らしいジャズ・ピアニスト、フィリップ・ストレンジ氏をお招きし、ジャズの理論と実践について縦横無尽に語っていただきます。
 また、プログラム後半はソロでジャズの名曲の数々をお聴きいただきます。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2013/130620_1.htm

○理学研究科物理学・宇宙物理学専攻ローレンツ祭2013(2013年6月21日(金曜日)開催)
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 ローレンツ祭とは、物理に興味のある学部生を対象とし、研究室のスタッフや大学院生との交流から研究の現場を知ってもらうためのお祭りです。
 当日は、オープンラボ(研究室を公開し、研究内容を紹介)や特別講義、研究交歓会(ポスター発表による研究紹介をしながら懇親会を実施)などを予定しています。

 詳しい内容はこちらをご覧ください。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2013/130621_2.htm

 ▼他にも多くのイベントを予定しています。
  詳しくはこちらからご覧いただけます。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja?type=calendar

 ▼また、広く一般の方にもご参加いただける公開講座、講演会、シンポジウム
  などはこちらをご覧ください。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education/open/open_course/index.htm

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 ■5.コラム 京大の「実は!」Vol.7
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 京都大学には、実は・・・こんなステキなスポットがある!
 京都大学には、実は・・・こんな知られざる歴史がある!

 など、京大の「実は!」な魅力を紹介します。

○Vol.7 「京都大学の「楽友会館の実は!~(1)前編・施設紹介~」」

 京都大学の吉田南構内の南側、東大路通から近衛通を東に入ったところに建つオレンジ色の瓦が特徴的な建物、それが「楽友会館」です。
 楽友会館は1925(大正14)年に京都大学創立25周年を記念して、森田慶一 工学部建築科助教授(当時)の設計により建てられました。鉄筋コンクリート2階建の瓦葺で、スパニッシュ・ミッション様式を基調とした外装と、森谷延雄 東京高等工芸学校教授(当時)による室内装飾は大正建築の特徴をよく伝えており、1998(平成10)年に国の登録有形文化財に指定されています。「楽友」の名称は、当時の荒木寅三郎 総長により名付けられました。
 2010(平成22)年9月に改装を終え、当時の趣きを残して会議室や喫茶食堂を備えた会館として再生し、現在は主に本学の教職員の方々の学術交流の場として使用されています。

 今回は前編・後編の2回に分け、前編では楽友会館の施設内部紹介を、そして後編(6月28日配信予定)では、楽友会館の歴史をよく知る現役のスタッフ4名が語る「知られざるエピソード」をインタビュー形式で紹介します。

 ▼続きはこちらをご覧ください。(メルマガ限定特設ページへ)
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/issue/mm/jitsuha/2013/130524.htm

 ▼バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
  ※「最近のバックナンバー」の【77号】以降をクリック。「◆コラム 京大の「実は!」」をご覧下さい。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/issue/mm/backnumber/index.htm

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 ■6.研究情報
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[1]研究最前線からのメッセージ
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 京都大学には、各分野の第一線で活躍し、世界的な業績を上げている研究者がたくさんいます。名前はよく聞くけれど、研究成果はよく話題になるけれど、果たしてどんな先生なの?
 そんな素朴な疑問に答えるべく、世界の最前線に立つ「研究の匠」のメッセージをご紹介します。

○VOL.14 柳田素子 教授(京都大学大学院医学研究科)
 「細胞はどこから来て、どこへ行くのか……。それまで考えたこともなかった問いかけへの答えを探すうちに、新しい発見にたどり着きました」
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/forefront

[2]研究成果
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 京都大学の最新の研究成果5件を紹介します。

○病原性カビの侵入を許してしまった植物の奥の手とは?
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130521_1.htm

○無動力かつ人的操作が不要な陸上設置型フラップゲートの実用化
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130520_1.htm

○ナノアンテナでもっと明るく-LEDの高性能化に期待-
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130510_1.htm

○腸内細菌による宿主のエネルギー恒常性維持機構の解明-短鎖脂肪酸受容体GPR43活性化は脂肪の蓄積を抑制し肥満を防ぐ-
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130508_1.htm

○X線自由電子レーザー(XFEL)による重原子の特徴的な振舞いを検出-XFELイメージングに不可欠な原子データを提供-
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130426_2.htm

 ▼そのほかにも多数の研究成果を発表しています。
  詳しくはこちらからご覧いただけます。
  http://www.kyoto-u.ac.jp/ja?type=monthly&c2=4

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 ★☆ 広報コラム
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 今回、京大の「実は!」で取材をした楽友会館、これまで知らなかった館内の魅力や興味深い歴史的エピソードが盛りだくさんでした。
 現在は気軽に利用できる施設として、本学教職員をはじめ多くの人が訪れますが、設立当時は、フォーマルな場として、利用にあたっては厳しい使用規則もあったようです。当時の京都帝国大学新聞の記事を読むと、「使用規則」の「来館者注意事項」にも「持ち物は全て所定の場所に預け置かねばならない」、「在館者と来訪者の面接は必ず取次をもって決まった場所で」などなど、細かな規則が定められていました。さらには、「一、来館者は見苦しからざる服装を為されたし」とまで・・・。なんと当時はドレスコードまであったようです。そんな私の取材時の服装といえば、思いきりラフな恰好。時代が時代なら、ドレスコードNGで入館お断り間違いなしです・・・。
 でもご心配なく。これからの季節、短パンにTシャツでも入館を断られるようなことはありません(笑)。ぜひ一度、素敵な魅力の詰まった楽友会館に訪れてみてください。
 次号、京大の「実は!」の「楽友会館の実は!(2)後編」もお楽しみに。

 [渉外部広報・社会連携推進室]

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