第8回京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウムを開催しました

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 「京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム」(KUIP:Kyoto University-Inamori Foundation Joint Kyoto Prize Symposium)第8回を、2022年2月13日に開催しました。本シンポジウムは2014年から毎年開催しているもので、昨年に引き続き、2021年度もオンラインで実施しました。一般市民、高校生、研究者など合わせて約1,150名の参加者がありました。

 今回は、「免疫系による個体統御 -がん、老化、脳、腸内細菌」を統一テーマとして、2016年に京都賞基礎科学部門を受賞した本庶佑 医学研究科附属がん免疫総合研究センター長を中心に、濵﨑洋子 iPS細胞研究所教授、村上正晃 北海道大学遺伝子病制御研究所教授、シドニア・ファガラサン 医学研究科附属がん免疫総合研究センター特定教授兼理化学研究所粘膜免疫研究チームリーダーの4名が講演を行いました。

 講演後には濵﨑教授をモデレーターとしてパネルディスカッションを行い、研究の課題や、研究で困難に直面した際には柔軟な考え方、今までとは異なる方法を試してみることの重要性が語られました。視聴者から寄せられた質問への回答も行い、最後には研究者を目指す若い人々へのメッセージとして、「やりたいことを是非見つけてほしい」と締めくくられました。

 視聴者からは、「コロナに向き合う日々で経験してきたことに当てはめて話してくださるところは、素人にも理解し易く有難かったです」、「これからの展望のお話を聞いて目の前の研究だけではなく、常に先を見ていらっしゃるのだと感銘を受けました」、「研究職というとても辛抱のいる職業をやってらっしゃるみなさんからの、とりあえずトライして、行き詰ったら方法や視点を変えてみたり、時には一旦放ってみるのも大切だという意見はとても説得力がありました」などの感想が寄せられました。

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本庶センター長の講演
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濱崎教授の講演
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村上教授の講演
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ファガラサン特定教授の講演
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パネルディスカッションの様子

関連リンク

本シンポジウムの動画を、以下のWebサイトで公開する予定です。
京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム