京都大学春秋講義(令和元年度秋季講義)を開催しました。(2019年9月8日、9月29日)

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京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。

今回は、メインテーマを「平成を振り返って-自然災害への心構え」として、2日間にわたり、合わせて4講義を行いました。1日目の9月8日(日)は、矢守克也 防災研究所教授から「平成の災害に学ぶ災害への備え」、関口春子 防災研究所准教授から「将来の地震の揺れを予測する」、2日目の9月29日(日)は、清野純史 工学研究科教授から「平成の地震災害を振り返る-何を学び何を伝えるのか」、西嶋一欽 防災研究所准教授から「知っているようで知らない強風災害-強大化する台風に備える」と題した講義がありました。2日間で667名の入場者があり、自然災害を身近な問題として捉え、その対策への関心の高さがうかがえました。

参加者からは、「改めて災害からいかに身を守る行動をどう取るか考える機会となった」、「次善の策も考えておくべき事の大切さを理解した」、「地震波については初めてまとめて話が聞けてよかった。地盤構造と被害の関係もわかった」、「正しく知って正しく恐れる。その説得力に今何ができるか、何を考えてあるか、反省させられました」、「減災に向けてもっとこういう講義を学童、高齢者、社会的弱者にも周知する必要があると思った」など多数の感想が寄せられました。

講義をする矢守教授

講義をする関口准教授

講義をする清野教授

講義をする西嶋准教授

会場の様子