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2024年8月のNHK報道を契機として、スタートアップエコシステムにおけるハラスメントへの社会的関心が高まる一方、その実態は十分に解明されていませんでした。
山田和郎 経営管理研究部/経営管理教育部(経営管理大学院)准教授、崔真淑 同研究員らは、経済産業省の協力のもと、東京大学、一橋大学、慶應義塾大学と共同で、企業情報プラットフォーム「Speeda」に登録されている2015年以降設立のスタートアップ全13,264社を対象にハラスメント実態調査を実施し、467件の有効回答を得ました。
調査票は「起業家エコシステムの環境調査」として中立的に設計し、ハラスメントに関する自己認識ではなく具体的な行為経験を問う行動ベースの測定手法を採用することで、回答バイアスの抑制を図りました。
結果、これまで明らかではなかった、非性的ハラスメント(パワハラ)31%に対しセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)6%というハラスメントタイプ別の実態、加害者の属性、ネットワークの広さとセクハラ報告の相関関係、ハラスメントの事業運営への潜在的な影響の可能性が示され、今後の政策的介入の検討材料として役立つことが期待されます。
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研究者情報
研究者名
山田 和郎
研究者名
Masumi Sai