湖底に眠る宿場町を地球科学的手法で3D復元―1888年磐梯山噴火で沈んだ「桧原宿」を科学が甦らせる―

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 山﨑新太郎 防災研究所准教授、谷川亘 海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究員らの研究チームは、福島県耶麻郡北塩原村の桧原湖に沈む自然災害遺跡である旧桧原宿跡(会津・米沢街道の宿場町)の湖底地形を、高分解能マルチビーム音響測深機を用いて詳細に計測し、水没した町並みを3次元的に復元することに成功しました。本研究は、明治21年(1888年)の磐梯山噴火で形成された桧原湖の湖底に残る町の構造を、非破壊的な地球科学的手法で明らかにした初の事例です。

 本研究成果は、2025年12月22日に、国際学術誌「Journal of Cultural Heritage」に掲載されました。

画像
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桧原湖に水没している二の鳥居。奥に桧原山神社と一の鳥居が見える。
研究者情報
書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1016/j.culher.2025.11.003

【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/299506

【書誌情報】
Wataru Tanikawa, Shintaro Yamasaki, Tetsuya Yamamoto, Jun Kimura, Masao Yoshida, Hisashi Nakagawa, Akihiro Shimada, Yuhji Yamamoto, Randy Sasaki, Takehiro Hirose (2026). Reconstructing a submerged post town: Microtopographic analysis of Hibara Village beneath Lake Hibara. Journal of Cultural Heritage, 77, 462-473.

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