アルツハイマー病に関係するアミロイドβ1分子の凝集動態を観察

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 保川清 農学研究科教授、吉宗一晃 日本大学教授、倉持昌弘 茨城大学助教らの研究グループは、認知症の大部分を占めるアルツハイマー病(AD)に関係するアミロイドβ(Aβ)の1分子の動態を回折X線ブリンキング法(Diffracted X-ray Blinking: DXB)を使って観察し、アデノシン三リン酸(ATP)によるAβ動態の上昇がその凝集過程に影響を与えることを示唆しました。この成果は脳内に蓄積すると有害なAβ凝集体の形成過程の理解だけでなく、アルツハイマー病の治療や、新しい治療薬の評価などへの貢献が期待できます。

 本研究成果は、2024年4月7日に、国際学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載されました。

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