吉田寮現棟建替え・現棟建替えにより創出される敷地の活用方針について

公開日

 本学の吉田寮現棟は、建物の老朽化による耐震性の不足という深刻な安全上の課題に直面している。本学は、平成29年12月19日付「吉田寮生の安全確保についての基本方針」、平成31年2月12日付「吉田寮の今後のあり方について」に記載のとおり、吉田寮現棟に居住する学生の安全確保を実現することを最優先課題と考えて、早期退舎を促した。しかし、残念ながらその後も吉田寮現棟への居住や立入りを続ける者がいたことから、やむを得ず吉田寮現棟に居住すると思われる寮生らを相手として建物明渡請求訴訟の提起に踏み切った。そして、令和7年8月25日に、同訴訟について、大阪高等裁判所にて、寮生らによる吉田寮現棟の明渡を主たる内容とする訴訟上の和解が成立した。本学は、これまで裁判において主張してきた内容及びこれを踏まえた和解条項に従い、耐震工事(建替工事を含む)を検討してきた。

 検討にあたっては、学生の生命と安全を最優先に確保した上で、現代の学生生活に適した全学に対して公平な学習・居住環境を整備し、あわせてキャンパス全体の利便性と全学のための教育・研究環境の向上に寄与することを主眼に置いた。

 以上の経緯のもと、本学は、以下の方針を定める。

吉田寮現棟建替え・建替えにより創出される敷地活用方針

 現棟は、その建築物としての歴史的経緯に配慮しつつ建て替える。現棟を建て替える際に創出されるキャンパス空間は、全学生の共有財産として、全学生のための福利厚生およびキャンパス全体の教育環境の質的向上が図られるように活用する。
 

詳細についての検討

 その詳細の検討にあたっては、本学は広く学内の意見を聞きつつこれからも検討を続ける。

令和8年4月14日
京都大学

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