「京都大学ポスターセッション2025」を実施しました

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 高大接続・入試センター主催による「京都大学ポスターセッション」を、2026年3月14日に、百周年時計台記念館国際交流ホールにて実施しました。本企画は、ポスター発表を通じて高校生が日頃の課題探究活動の成果を披露するもので、2017(平成29) 年度から通算9回目の開催となります。

 今年は、全国の国公私立高校30校から148名が参集し、文系理系あわせて30テーマのポスターが出展されました。発表生徒たちは綿密な打ち合わせを行い、プレゼンテーションの最終確認や質疑応答のリハーサルを重ねました。本番を目前に控え、会場は適度な緊張感に包まれていました。

 発表本番では、自作器具を用いたプレゼンテーションの補足や、理解を深めるためのレジュメ配布など、多彩な工夫が見られました。生徒たちは研究成果を堂々と発表したほか、他校の発表に対しても真摯な姿勢で質疑応答や評価を行っており、「未来の科学者」としての高い意識がうかがえました。

 プレゼンテーション終了後、参加者全員による投票結果と複数の高校教員による審査意見に基づき、3校を優秀ポスター賞に選出しました。閉会式では、村上章 高大接続・入試センター長による全体講評が行われ、研究力を醸成するための助言が送られるとともに、課題探求活動に携わる高校教員の方々へ謝意が述べられました。

優秀ポスター賞 受賞校

京都府立南陽高等学校

研究テーマ

「木津川流域を豪雨災害から守れ! ~過去の災害記録と聞き取り調査から作成した真のハザードマップ~」

講評

聞き取り調査、アンケート、ジオラマを使用した検証など研究テーマに対して誠実に深く追及していた。大変感動的な出来栄えであったといえる。

受賞コメント

この度は優秀ポスター賞を賜り、誠にありがとうございます。本研究は、過去の災害記録と体験者の証言をもとに、洪水ハザードマップを作成したものです。学校内での活動に限らず、現地フィールドワークや聞き取り調査、防災フォーラムの実施など、地域住民との連携(シチズンサイエンスの視点)を大切にしています。今後も地域の防災意識の向上に貢献していきたいです。本研究にご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。

大阪教育大学附属高等学校池田校舎

研究テーマ

「多価陽イオン架橋を用いたカゼインプラスチックの創製と実用可能性」

講評

全体的に私たちの生活にかかわる内容で、分かりやすく今後に期待がもてるものだった。当日のプレゼンテーションも明瞭な説明になっており、ポスターの記載内容も理解を促すものとなっていた。

受賞コメント

この度は優秀ポスター賞をいただき、大変光栄に存じます。本研究では、環境問題の解決に貢献することを目指し、生分解性プラスチックであるカゼインプラスチックの改良に取り組んできました。
ポスターセッションでは多くのご質問やご指摘をいただき、新たな視点や課題に気づく貴重な機会となりました。また、同年代の方々の先進的な探究活動に触れたことも、私たちにとって大きな励みとなりました。ご指導・ご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

長野県松本深志高等学校

研究テーマ

「3Dプリンタを用いた簡易的な天体分光器の制作」

講評

身近にあるもので分光器を制作しており好感が持てた。研究の動機や目的が明確で、独自のアプリ開発など非常にレベルの高い研究内容になっていた。

受賞コメント

この度は、このような素晴らしい賞をいただくことができ、光栄に存じます。先行事例が少ないため、設計・制作は手探りで苦心しましたが、この京都大学でのポスターセッションで発表し、さらに「優秀賞」という形でご評価いただけるまでに完成させることができ、大変嬉しく思います。全国の高校で導入できるようにするための「オープンソース化」を目指し、後輩とともに今後も努力を続けていきたいと思っています。

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会場の様子
 
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優秀ポスター賞受賞校の代表生徒