「京都大学研究データ管理シンポジウム:オープンサイエンスに向けた研究データ管理支援の現状と課題」を、2026年2月27日に国際科学イノベーション棟 HORIBAシンポジウムホール において、オンラインとのハイブリッド形式で開催しました。シンポジウムには、会場76名、オンライン298名の合計374名が参加しました。
シンポジウムは、岡部寿男 情報環境機構長による開会挨拶と、引原隆士 理事・副学長によるオープニング・スピーチから始まりました。続いて、黒橋禎夫 国立情報学研究所長より「データ基盤から知識基盤へ」と題した基調講演が行われました。その後、伊達進 大阪大学D3センター教授および甲斐尚人 同准教授より、データ集約基盤「ONION」の経緯や分野横断的な取り組みなど大阪大学での事例が紹介されました。さらに本学から、渥美紀寿 情報環境機構教授、小谷大祐 学術情報メディアセンター准教授、井阪悠太 情報環境機構特定講師、西岡千文 情報環境機構准教授が順に登壇し、本学の研究データ管理支援体制やエッジコンピューティング基盤、オープンアクセス実現に向けた取り組みについて講演を行いました。
プログラムの後半には、渥美教授をモデレーターとして、「大学におけるこれからの研究データ管理支援」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。パネリストとして黒橋所長、伊達教授、引原理事・副学長のほか、林和弘 科学技術・学術政策研究所データ解析政策研究室長、村山泰啓 附属図書館教授が登壇し、各分野の専門家を交えた活発な議論が交わされました。最後に、引原理事・副学長の閉会挨拶をもって、本シンポジウムは閉幕しました。
また、シンポジウム後には情報交換会が開催され、学内外から集まった参加者が所属の垣根を越えて親睦を深め、新たなネットワーク構築に繋がる盛況な情報交換の場となりました。
本シンポジウムは、オープンサイエンスの実現に向けた研究大学における基盤整備の現状や課題の共有、今後進むべき方向について議論を深める重要な機会となりました。今回の議論や交流を通じて、各研究機関におけるデータ管理支援の連携が一層強化され、データ駆動型の学術研究が力強く推進されていくことが期待されます。