寄附講座・住友電工グループ社会貢献基金「シン・分子社会学:微生物潜在遺伝子資源の進化と活用講座」の設立について

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 本学は、公益財団法人住友電工グループ社会貢献基金(理事長:井上治)の寄附により、2026年4月1日に寄附講座・住友電工グループ社会貢献基金「シン・分子社会学:微生物潜在遺伝子資源の進化と活用講座」を設置します。本講座は、医農薬シーズ開発を指向した微生物潜在遺伝子の進化解析と最大限の利活用、および化学シグナルに立脚した新学問領域「シン・分子社会学」の基盤形成を行い、当該研究領域の若手人材育成を実施します。

講座設立の背景と主旨

 人類は、有史以来、微生物、植物、漢方・生薬、海洋無脊椎動物など、天然資源由来の化合物(天然有機化合物)を広く「薬」として利用しています。なかでも、微生物(放線菌・糸状菌など)が産生する多様な二次代謝産物は、「薬」の開発に大きく貢献していますが、これら微生物が有する潜在遺伝子の進化の理解や利活用は非常に立ち遅れています。
 本講座では、微生物の潜在遺伝子活性化手法の開発と応用、および微生物の生合成遺伝子クラスターの進化解析と二次代謝産物の相関解析を機軸にして、微生物の有する潜在遺伝子の最大限の利活用と既成概念を超えたリガンド―受容体が生み出す化学シグナルに立脚した新学問領域「シン・分子社会学」の基盤形成を目指します。
 若手研究者の育成と関連研究領域の科学技術の進歩および健康長寿社会の実現を探求・追及することで、研究成果は独創性・萌芽性に優れ、医療分野のみならず、農業・食糧分野へ大きく寄与することが期待されます。

寄附講座の概要

  • 講座の名称:住友電工グループ社会貢献基金「シン・分子社会学:微生物潜在遺伝子資源の進化と活用講座」
  • 設置部局:薬学研究科
  • 設置期間:2026年4月1日~2031年3月31日
  • 人員構成:創発医薬科学専攻 掛谷秀昭教授(兼任)、特定准教授1名、特定助教1名
  • 目的:医農薬シーズ開発を指向した微生物潜在遺伝子の進化解析と最大限の利活用、新学問領域「シン・分子社会学」の基盤形成、当該研究領域における若手人材育成
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贈呈式の様子