京都大学ここのえ会主催「京大卒女性が語るキャリアストーリー ~悩める京大生が進路を切り開くための2時間~」が、2025年6月14日に国際科学イノベーション棟 HORIBAシンポジウムホール にて開催されました。
「京都大学ここのえ会」(ここのえ会)は、本学出身の女性が学部や研究科の枠を超えて交流しながら、本学の男女共同参画推進事業や女子学生、女性研究者等への緩やかな支援を行う同窓会として2021年11月に設立されました。
冒頭、ここのえ会長である浅山理恵 SMBCオペレーションサービス株式会社取締役副社長(経済学部・1987年卒業)から挨拶があり、続いてパネルディスカッションが実施されました。パネルディスカッションでは、ここのえ会副会長である稲垣恭子 理事・副学長(教育学研究科・1981年修了)がモデレーターを務め、ここのえ会理事の大浦綾子 野口&パートナーズ法律事務所パートナー弁護士(法学部・2003年卒業)、会員の岸畑聖月 株式会社With Midwife代表取締役(医学研究科・2016年修了)、および、黒田聖奈 株式会社日本政策投資銀行副調査役(農学研究科・2022年修了)の3名がパネリストとして登壇しました。
パネリストの自己紹介の後、3名のパネリストそれぞれから、学生時代どのようなことに力を入れ、それが現在のキャリアに役立っているかが語られました。また、情報があふれ、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスが意識される現代においても、キャリアを選ぶ上では、自分に合う「カルチャーフィット」を意識することも大切であると述べられました。そして最後には、女子学生に向けたエールが送られました。
続いて行われたカフェトーク(座談会)は、2部構成で開催されました。第1部は、1班当たり会員2~3名、学生5~6名の少人数のグループに分かれ、第2部では、会員と学生が自由に交流しました。第1部・第2部ともに、学生からここのえ会会員に対して熱心な質問が寄せられ、ここのえ会会員からも熱意のこもったアドバイスやメッセージが送られました。
参加した学生からは、「それぞれ異なる角度からお話を伺えたので、自分ならどうするかのイメージが描きやすく、非常に参考になりました。将来のイメージができないという漠然とした不安が和らぎ、人生の一部分としてのキャリアを築くためのヒントをたくさんいただけました」、「それぞれの方の滅多に聞くことの出来ない貴重なお話を聞くことができ、とても勉強になりました」などの感想が寄せられました。

