令和5年度国際危機管理講習会を実施しました

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 国際戦略本部は、令和5年度国際危機管理講習会を対面およびオンラインで実施しました。同講習会は、国際的な教育研究活動を推進する中で、学生および教職員が安全に国際交流活動に取り組めるよう、必要な知識の習得等を目的として2018年度より実施しており、今年度は学生および教職員延べ243名の参加登録がありました。

 第1回(2024年2月19日実施)は、日本バプテスト病院において渡航外来を担当されている大越香江 外科副部長および来住知美 総合内科医長を講師としてお招きして、国際交流活動における医学的リスクと健康管理について講習を行いました。講師からは、ワクチン接種の重要性や、渡航地域に適合した予防策について解説がありました。受講者からは、海外に携行すべき医薬品や、現地で受傷、罹患した場合の対応等、専門的な見地から具体的な事例を用いてわかり易く解説いただき大変勉強になった、ヘルスリテラシーの向上により海外での健康リスクが軽減されることが理解できたとの感想が寄せられました。

 第2回(2024年2月21日実施)は、三角崇人 外務省領事局海外邦人安全課長を講師として開催しました。三角課長からは、ウクライナ、イスラエル・パレスチナ、スーダンにおける邦人等退避の事例や、アフリカ地域における政情不安やテロなどのリスク、地震、山火事などの世界各地で頻発する自然災害など、最新の危機事例について講義が行われた後、予防策や万一危機事案が発生した場合の対処について説明がありました。講義後、受講者からテロ対策や、研究調査活動における留意点などについて質問が活発に寄せられ、三角課長より実務に即した貴重な助言を多数いただきました。

 国際戦略本部では、教職員および学生の海外における危機管理をミッションとしており、今後も本学の国際的な活動基盤の強化に向けて安全対策に取り組んでいきます。

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河野副学長による挨拶        
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大越外科副部長、来住医長による講義
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河野副学長、三角課長による対談
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三角課長による講義