令和5年11月28日付告示第11号

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告示第11号

 熊野寮自治会は、熊野寮祭の一環として、特にここ数年来、危険な企画や迷惑な企画を学内外で実施してきた。このため、本学は、熊野寮自治会に対して、危険な企画や迷惑な企画を実施しないよう通告するとともに、本学の学生に対しては、告示を発出し、百周年時計台記念館に梯子をかけて登るという危険な企画には関わらないよう注意を促してきた。

 昨年は、別途、「総長室突入」と称する企画を実施し、寮旗を掲げて多数の参加者を先導し、事前の通告や職員の制止を押し切って、京都大学本部棟内に侵入するなどの危険かつ迷惑な行為に及んだ。

 京都大学は、学生の自主的な活動に介入するものではない。しかし、時計台記念館をはじめ本学の建造物に梯子をかけて昇降する行為や、昨年の「総長室突入」のように無理やり建造物に侵入する行為は、いずれも、一歩間違えば生命・身体に関わる大きな事故につながりかねない極めて危険な行為であり、これらの行為をいずれも到底看過することができない。

 京都大学は今後、このような企画を主導して実施した団体・個人のみならず、同企画に参加した者に対しても、学内処分及び法的措置を含め、厳正に対処する。

 なお、昨年の両企画には、本学ウェブサイトにおいて、「吉田南1号館の封鎖について(2015年10月28日)」として掲載している吉田南1号館の封鎖に関わった、中核派系全学連(全日本学生自治会総連合)関係者が関与していた。

 本学学生には、建造物への梯子での昇降や侵入はもとより、これらを扇動・助長する行為も含めて、このような極めて危険かつ刑法に抵触する行為につながる企画には一切関わることのないよう、改めて強く注意を促すものである。

 

令和5年11月28日
京都大学