「知の越境」融合チーム研究プログラムSPIRITS成果報告会を開催しました

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 学術研究展開センター(KURA)は、2023年7月13日、百周年時計台記念館にてSPIRITS 2020-2022年度採択プロジェクト成果報告会を開催しました。

 京都大学は研究に関する「基本理念」を踏まえ、文部科学省「研究大学強化促進事業」の補助金と自主財源を活用し、研究力強化を目指して2013年度から本学の国際化、未踏領域への挑戦、イノベーションの創出を促進する「『知の越境』融合チーム研究プログラムSPIRITS(Supporting Program for InteRaction-based Initiative Team Studies)」事業を通じ、226の研究プロジェクトの発展を支援してきました。そして昨年度、研究大学強化促進事業の終了に伴い本事業も10年間に及ぶ活動を終えたことを受け、2020-2022年度採択者の成果報告を実施するとともに、湊長博 総長を交えて本事業全体の総括を行いました。

 第一部では、研究代表者44名が8つのグループに分かれてグループワークを実施しました。リサーチアドミニストレータ―(URA)がファシリテーターとなり、各プロジェクトを通じて得られた融合チーム研究のノウハウや経験を議論し共有しました。第二部では、小坂康之 アジア・アフリカ地域研究研究科准教授、由里本博也 農学研究科准教授、入江啓輔 医学研究科講師の3名が登壇し、URAとの協働事例を中心とした成果を報告するとともに、KURAからはSPIRITS10年の歩みと融合研究支援事業の紹介を行いました。

 最後には、本事業を締め括るにあたり湊総長が登壇しました。SPIRITSが支援してきた研究の先進性やその後の継続的な発展性に言及したうえで、今後も引き続きかたちを変えながらも、本学における研究の多様性/独創性を促進していくための「大学の自律」の重要性が語られました。

 KURAでは、本事業を中心に、これまで培ってきた融合研究事業の成果や取り組みを次なるフェーズへとつなげるべく、これからも研究者が自由に研究を発展させるための土壌を育んでいきます。

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グループワークの実施風景
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会場全体の様子
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小坂准教授の発表の様子
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湊総長による総括