新入生向けに胸骨圧迫とAEDの使い方を学ぶ救命救急講習を実施しました

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 新入生ガイダンスの一環として、2023年4月4日から6日に新入生を対象とした、胸骨圧迫と自動体外式除細動器(automated external defibrillator:AED)の使い方を学ぶ救命救急講習を実施しました。本学では2015年度より、医学部人間健康科学科が中心となり、国際高等教育院所掌のもと、医学研究科の社会健康医学系専攻 予防医療学分野および初期診療・救急医学分野と連携を図りこの講習を行っています。毎年3000名におよぶ全ての新入生を対象に継続的に胸骨圧迫とAEDの使い方の実技指導している大学は例がなく、本学のユニークな取り組みの1つです。今年度は2,939名を対象に講習を行い、本講習を受講した学生が累計2万人を突破しました。

 過去に本講習を受けた本学学生を対象に調査を行った結果、学部4年間の在学中において、25人中1人の割合で人が倒れた場面に遭遇したことがあり、そのうち2人に1人は何らかの救命処置を行っていました。このデータは、大学生を対象にした本講習がいかに重要であるかを示すものとなっています。本学には120台以上のAEDが設置されています。AEDは、学生や教職員が安全なキャンパスライフを送るために必要なものです。本講習会では、AEDを使える人材を育成することを目的としています。

 今回、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンラインでの講習となりましたが、参加した学生のうち、98%が救命処置の流れを理解できたと回答し、91%が新入生ガイダンスで救命処置を学ぶことは有意義だと回答しました。

 本講習については、今後も継続して取り組んでいく予定です。

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クッションを倒れている人に見立てての胸骨圧迫の練習
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AED設置場所についての説明

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