令和3年度On-site Laboratoryシンポジウムを実施しました

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 国際戦略本部は、企画部国際交流課と連携して、令和3年度On-site Laboratoryシンポジウムを2021年11月15日に開催しました。今年度は、オンラインと百周年時計台記念館国際交流ホールにおける現地参加のハイブリッド形式で実施し、時任宣博 理事・副学長、稲垣恭子 理事・副学長、河野泰之 副学長らをはじめラボ関係者等約150名が参加しました。

 On-site Laboratory事業は本学の指定国立大学法人構想において掲げた主要な取り組みの一つであり、海外の大学や研究機関等との共同研究を通じて、世界をリードする最先端研究を推進するとともに、大学への波及効果が見込めるような取り組みの実現を目指し、平成30年(2018年)度に開始されました。今年度で本事業は4年目を迎え、各ラボの研究活動が活発化する中、国際共同研究をベースに確認されつつある波及効果について、好事例の共有を目的に実施しました。

 シンポジウムは時任理事・副学長の挨拶で始まり、第1部は「学生・若手研究者の海外経験の促進と留学生リクルーティング」をテーマに、藤井滋穂 地球環境学堂客員教授(Mahidol環境学教育・研究拠点)、林眞理 医学研究科客員准教授(IFOM-KU国際共同ラボ)、堀毛悟史 高等研究院 物質−細胞統合システム拠点准教授(スマート材料研究センター)がラボ独自の取り組みについて発表を行いました。発表後には、他のラボの代表者や、江上雅彦 副学長・大学院教育支援機構長、八木知己 理事補および縄田 栄治 ASEAN拠点所長が加わり、河野副学長をモデレーターとして、学生・若手研究者の海外経験を促進するためのインセンティブや、海外の優秀な学生を本学に惹きつけるための方策等について活発なディスカッションを行いました。

 続いて、第2部では「研究ネットワーク形成と拡充」をテーマに、萩原正敏 医学研究科教授(京都大学サンディエゴ研究施設)、高岡昌輝 工学研究科教授(京都大学-清華大学 環境技術共同研究・教育センター)が発表を行い、その後、木村俊作 産官学連携本部副本部長・特任教授をモデレータ―として、他のラボの代表者や日本貿易振興機構(JETRO) 京都貿易情報センター 佐竹 晋産学連携コーディネーターも加わってディスカッションが行われ、コロナ禍で研究ネットワークを維持・拡充させるための工夫や、ラボやアカデミア発ベンチャー企業からの共同研究先機関、海外機関投資家へのリーチと連携について、活発な議論が繰り広げられました。

 最後に、稲垣理事・副学長が総括および閉会の挨拶を行い、シンポジウムは盛会のうちに終了しました。

 今後もOn-site Laboratory事業をはじめとした国際共同研究拠点の継続的な発展と、研究力の一層の強化を促進します。

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時任理事・副学長による開会挨拶
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第1部ラボ発表
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第1部のパネルディスカッションの様子
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第2部ラボ発表
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第2部のパネルディスカッションの様子
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稲垣理事・副学長による閉会挨拶

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On-site Laboratory