日本学術会議近畿地区会議 学術講演会「カーボンニュートラル:2050年までに何をすべきか」を開催しました

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 本学と日本学術会議近畿地区会議は、地域社会の学術の振興に寄与することを目的として、日本学術会議近畿地区会議学術講演会「カーボンニュートラル:2050年までに何をすべきか」を2021年9月20日に、オンラインで開催しました。

 冒頭に、小山田耕二 学術情報メディアセンター教授(日本学術会議近畿地区会議代表幹事)および髙村ゆかり東京大学未来ビジョン研究センター教授(日本学術会議副会長)の挨拶のあと、下條真司 大阪大学サイバーメディアセンター長より本講演会の趣旨説明が行われました。

 続いて、大久保規子大阪大学大学院法学研究科教授による「カーボンニュートラル ― 持続可能な社会に向けて」と題した基調講演が行われ、近田智也 積水ハウス株式会社環境推進部長兼温暖化防止推進室長より「住まいの脱炭素化への取り組み」、藤森 真一郎 工学研究科准教授より「長期気候緩和シナリオ研究とカーボンニュートラル」、および地球環境学舎修士課程2年生の内藤光里さんより「Z世代と気候変動」について話題提供がありました。

 講演後には、パネリストとして 永田綾 京都市環境政策局地球温暖化対策室 エネルギー政策部長、西谷公孝 神戸大学経済経営研究所副所長が加わり、下條センター長の進行によるパネル討論が行われました。また、オンライン参加者からも多数の質問が寄せられ、活発な質疑応答が繰り広げられました。

 最後に、髙山佳奈子法学研究科教授より閉会挨拶があり、盛況のうちに終了しました。 本講演会には約320名の参加があり、終了後のアンケートでは「カーボンニュートラルについて、学術的な見解や新しい情報を得ることができて大変参考になった」、「法学の視点、企業、自治体、若者の意見など幅広い立場からの講演を聞くことができたのでよかった」などの感想が寄せられました。

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講演する大久保教授
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パネル討論の様子