高等研究院iCeMS 量子ナノ医療研究センターが、シンポジウム 「コロナウイルス感染症とナノメディシン」を開催しました。(2020年12月5日)

公開日

 高等研究院 物質―細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)と本学のOn-site Laboratory 「量子ナノ医療研究センター」のオンラインシンポジウム「コロナウイルス感染症とナノメディシン」を開催しました。

 湊長博 総長より冒頭に挨拶があり、「新型コロナウイルス感染症に立ち向かうにはあらゆる分野の叡知を結集する必要がある。このシンポジウムが様々な研究者が集まり議論・協力する場になることを期待している」との言葉がありました。また、本学が新しい融合領域の開拓や、国際共同研究を実体的に進めるためのOn-site Laboratory(現地運営型研究室)を重点的に推進しており、玉野井冬彦 高等研究院iCeMS特定教授・UCLA教授が立ち上げたUCLAとの連携による量子ナノ医療研究センターが、ナノテクノロジー、量子科学、そして医療への応用とさまざまな分野の研究の融合を目指すことで、社会貢献に向けて大きな役割を担っていると紹介しました。

 基調講演は、小柳義夫 ウイルス・再生医科学研究所長が「新型コロナウイルス感染症について」をテーマとして行い、続くセッションでは東京大学、東北大学、物質・材料研究機構、理化学研究所、産業技術総合研究所他、学内外からの10名が講演を行いました。コロナ問題へナノテクノロジーの観点からどのようにアプローチしていくのかといった提言、議論が行われ、180名を超える参加がありました。

 次のステップとして、新型コロナウイルス感染症の影響が大きい米国で研究と対策をリードしているUCLAとのオンライン会議を計画しています。

文章を入れてください
湊総長のオープニングスピーチ
文章を入れてください
小柳所長の基調講演
文章を入れてください
玉野井特定教授(量子ナノ医療研究センター長)

関連リンク