山極総長はじめ本学教職員及び学生が第6回HeKKSaGOn(日独6大学ネットワーク)学長会議に参加しました。(2018年4月12日、13日)

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第6回HeKKSaGOn(日独6大学ネットワーク)学長会議が、大阪大学で2日間開催され、本学からは山極壽一 総長、稲葉カヨ 理事・副学長をはじめ、教職員32名および学生2名が参加しました。今回のテーマは、「Enhancing social impact and visibility through the next phase of collaboration」で、日独から約200名の参加者が集まりました。HeKKSaGOn学長会議は加盟校の持ちまわりで開催されており、今回で加盟している6校を1巡したことになります。

初日の全体会議は、西尾章治郎 大阪大学総長による開会の挨拶で開幕し、牛尾則文 日本学術振興会(JSPS)理事、Thomas Hirth カールスルーエ工科大学副学長、Werner Koehler 大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事からの挨拶と、山口英幸 日本学術振興会(JSPS)国際事業部人物交流課長、ドイツ学術交流会(DAAD)のDorothea Mahnke氏、ドイツ研究振興協会(DFG)のJoerg Schneider氏からそれぞれの助成事業の紹介の後、柳田敏雄 大阪大学脳情報通信融合研究センター長から、ヒト脳機能のイメージングと情報科学が融合した新しい脳科学研究について基調講演があり、最新の研究内容を紹介されました。

引き続いて、HeKKSaGOnの枠組みの中で活動している8つの研究分野のワーキンググループから、これまでの活動報告があり、ワーキンググループ内での交流やワークショップの開催など、活発に研究交流が行われていることが報告されました。初日の最後には、6学長が翌日の学長会議に向け、今回の全体テーマに沿ってHeKKSaGOnの活動方針や今後の課題についてそれぞれの見解を発表しました。

2日目の午前は、学長および副学長が参加する学長会議において、HeKKSaGOnの今後の活動方針について集中した議論が行われました。並行して、今回よりワーキンググループ候補として新たに加わったRenewable Energyの分野も含めた8つの分野の研究セッションと、”Sustainable Development Goals”(SDGs: 持続可能な開発目標)をテーマとした学生ワークショップも開催されました。午後の全体会議では、午前中に並行して開催された学長会議、研究セッション、学生ワークショップの3つについて報告が行われました。

最後に、6大学学長が、研究ワーキンググループのあり方や学生交流等について今後の活動方針を記した共同声明書に署名し、会議は終了しました。次回は2019年9月にドイツ・ハイデルベルク大学で開催される予定です。

山極総長による講演

山極総長と学生ワークショップに参加した本学学生2名

2日目の学長会議の様子

学長会議出席者集合写真

HeKKSaGOn(ヘキサゴン)とは

2010年、日本側から京都大学、東北大学、大阪大学、ドイツ側からハイデルベルク大学、ゲッチンゲン大学、カールスルーエ工科大学の計6大学が、両国の科学と知識の進歩向上を目指す学術交流を目的として設立したもので、 6大学が所在する都市(Heidelberg、Kyoto、Karlsruhe、Sendai、Goettingen、Osaka)の頭文字等を取ってHeKKSaGOnと命名されました。主な活動として、日独6大学学長会議、研究セッション、博士課程学生サマースクール等を開催しています。本学は日本側幹事校として、ドイツ側幹事校ハイデルベルク大学との調整役を務めています。

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